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『うおつか式生活哲学入門』 魚柄仁之助

うおつか式生活哲学入門
魚柄 仁之助
講談社

 みんなの自慢技がすごーいんです。安いからって買ってしまったニンジン一山、もらい物のじゃがいも一箱、せっかく手に入れたモノなんだから、絶対に全部食べてやる!っていう気合いがすごいんです。

 たとえばカレーの場合、カレーを大鍋いっぱい作ります。何日かかけて全部食べます。そこからが技なんです。カレーがなくなっても、内側に少量のカレーがこびりついていますから、そこにごはんを入れてカレーチャーハンを作ります。更に、チャーハンの後の鍋にお湯を入れ、野菜を放り込んでカレー風味のスープにしちゃいます。(鹿沼市のY子さん)

 実にお見事、「いいですねぇ、エコロジーだの、○○にやさしいだのを盾にしとらんところがすがすがしい」と仁ちゃんはおっしゃるのだ!

 保温調理もスゴイです。専用の鍋なんか買いません!シチューなどの長時間かかる料理も、沸騰後3〜4分で火から下ろして発泡スチロールの箱に入れたり、古い布団でくるんだりして保温しちゃうんです。

 ちょっとした頭の使い方で、いろんな事ができちゃうんだってところが面白いですねぇ。エコロジーだなんだいうよりも、「もったいないじゃない!」っていう方が力が湧いてくるんですねぇ。そういうのって、人間らしくていいと思いませんか?わたしはそういう人達が大好きです。

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