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『ブリティッシュ・ロックへの旅』 山川健一 小川義文

ブリティッシュ・ロックへの旅

 

山川 健一(文) 小川 義文(写真)
東京書籍

 

 

 ダートフォードの駅の階段を、ギターケースをぶら下げたキース・リチャーズが降りてくる。キースはゆるやかにカーヴする二番ホームの先に、見たことがある男が立っているのを見つけた。あるいは、そいつが抱えていたチャック・ベリーのLPを見つけたのだ。ゆっくり近づいていって、キースは声をかける。「ミックだよね?チャック・ベリーなんて聴くのかい?」(本文より抜粋)

 

 文章を書いている山川健一さんと、カメラマンの小川義文さんがイギリスへ行って、大好きなミュージシャンの故郷を旅する本です。山川さんの文章はもちろん素晴らしいけど、小川さんの写真がとにかく良いんですよ。表紙のレスポールは小川さんの私物です。

 

 ミックやキースが生まれ育った家、クラプトンが育った家、ジミヘンがイギリスで初めて泊まったホテルなどを訪れるのですが、どこも彼らがいた40~50年前と同じ姿のままなのです。そして、それらの場所を取材させて欲しいと現在の持ち主に頼むと、みんな快く応えてくれるところがいいなぁ!!

 

 ピンク・フロイドのアルバム「ANIMALS」のジャケットに使われている「バッターシー発電所」や、キンクスが作った「KONK」スタジオ、ジョン・レノンが通っていた「Liverpoor college of art」、どの写真も美しい。

 

 そんな中でも特筆すべきは、ブライアン・ジョーンズが死んだプールの美しさ!実はこの家は「くまのプーさん」の作者、A.A.ミルンが住んでいた家でもあるんです。煉瓦造りの家、美しい庭、そして青い水をたたえたプール。これぞイングランドの家なのだっていう姿をしています。故郷チェルトナムにある彼のお墓も美しい。(合掌)

 

 イギリスという国は数多くのロック・ミュージシャンを輩出したけれど、やっぱりクラシックな国なんだなと改めて感心してしまうのです。

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コメント

メセニです。



ロック年表に出てくるような人しか

出てきませんっ、て感じでしょうか。



個人的には、ピンクフロイド「ANIMALS」が懐かしい かな。


メセニさん☆

ピンク・フロイドが好きなんですか。

音楽の方は知ってたんですけど、メンバーの事については、余り知りませんでした。

この本を読んで「シド・バレットって、そういう人だったんだ〜、へぇ〜」って感じです。

昔、よく聴いていた覚えがありますANIMALS。



豚が飛んでいるやつでしたよね。

違いましたっけ。



で、どんな人だったのですか、シド・バレット?

そうそう、バッターシー発電所の上空に豚が飛んでいるジャケットです。



シド・バレットって、ピンク・フロイドという名前を考えた人で、最初はリーダーだった人です。

もの凄く才能のある人だったのですが、ドラッグの過剰摂取で精神に異常をきたしてしまい、ピンクフロイドを脱退しました。

「Wish you are here」はシドに捧げられたアルバムなのだそうです。

また、研究課題ができてしまいました。

ディスコグラフィー検索してみました。(便利なインターネット)



シド・パレットは、かなり初期にしか居なかったんですね。



私が聴くようになってからのアルバムには参加していないようですね。



Atom Heart Mother(原子心母)



このジャケット、よく覚えている。

だから、聴いているはずだけど、印象が思いだせない。



ジャケットデザインはヒプノシスだって。

当時、有名なアーティストのデザインで、有名でしたね。





The Dark Side Of The Moon(狂気)



これは、さすがに超有名ということで。





Wish You Were Here(炎/あなたがここにいてほしい)



このアルバム好きだったです。思い出しました。鎮魂歌だったんですね。

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