ブログ内検索


  • ダメでもいいからやれ。
    体験もしないでお前ら、
    すぐに「ダメだ」って言うのは、
    学校で聞いただけの話だろう。
    やってみもせんで何を言っとるか
    (by 本田宗一郎)

読書Love!

  • 本が好き!
  • NetGalleyJP
    プロフェッショナルな読者
    グッドレビュアー 100作品のレビュー 80%

« 映画 「A.I」. | トップページ | 『陽気なギャングが地球を回す』 伊坂幸太郎 »

『四日間の奇蹟』 朝倉卓弥

四日間の奇蹟
四日間の奇蹟
posted with amazlet on 05.01.13
浅倉 卓弥
宝島社

 この小説の主人公は、思わぬ事故でそれまで夢見ていた人生が歩めなくなってしまった人でした。そんな彼を何とか助けようとする家族の力で、どうにか生きていけるようになった彼に、不思議な出会いが起きます。

 奇蹟のような出来事って、めったに起こることではないけど、でも宝くじよりは確率が高いんじゃないかと思うんです。何かに向かって一途に進んでいけば、奇蹟って起こるんだと思うんです。それを人は「偶然」と呼んだり、「運命」と呼んだりするんだけど、それは間違えなく「必然」なのだと、わたしは思うのです。

 どうして、あそこであの人に巡り会ったのか?どうして、あの時あの場所にいたのか?どうして、わたしはこの親の元に生まれたのか?「奇蹟」だとしか思えないようなことが、毎日どこかで起きているってことはとても不思議です。

 どうして、こんなにも沢山の本がある中から、わたしはこの本を選んだんだろう?そう、これも「奇蹟」なのかもしれません。この本を読みなさいと誰に言われたわけでもないのに、わたしは今日この本を読んだのですから。

 明日も、明後日も、そういう「奇蹟」が起こるんですよね。それに気付くか、気付かないかってことだけなんです。今生きていること自体も「奇蹟」なのかもしれないし、明日が来るってことだって「奇蹟」なんだって思えてきました。

« 映画 「A.I」. | トップページ | 『陽気なギャングが地球を回す』 伊坂幸太郎 »

日本の作家 あ行」カテゴリの記事

コメント

xinashinさん☆TBありがとうございます。
この本を読んでいるうちに、ピアノの音を聞きながらが聞こえてくるような気がしてきました。
MOSSAさん☆TBありがとうございます。
懸命に生きていると天使は微笑んでくれるんだなって思いました。
不幸と幸福は背中合わせ、どちらに気付くかってことで決まってくるように思います。
お茶を半分飲んだところで「もう半分しかない」と思うのか、「まだ、半分ある」と思うのか、そんなことだと思うんです。

半分半分ですね。
でもボクはまだ懸命さが足りないのかもしれませんです(笑)

TBありがとうございます。
こちらからもTBさせてもらいました!
こんな素敵な奇蹟が本当にあったらいいのにと思わせてくれる良い作品でしたよね。(*^_^*)

みわさん☆TB&コメントありがとうございます。
最近、これはって思う小説はほとんど映画化ですね。
期待に応えてくれる作品だといいなぁと思います。

公開中の映画割と好評ですね。
僕も今度見てみようかなと思ってます。

たりぃさん☆コメント&TBありがとうございます。
どういう映画になってるんでしょうね。
見たら感想を教えてくださいね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『四日間の奇蹟』 朝倉卓弥:

» 四日間の奇蹟 [Cafe de MOSSA]
最近また本を読むようになってきた。 あわただしくしている時のほうが少しの時間に集中して読めるもんですね。 オフィスのすぐ近くにあるタロー書房でちょくちょく物色してます。 最近はミステリーコーナーで探しています。 事故で薬指を失った将来を有望されていた青年ピア [続きを読む]

» 「四日間の奇跡」浅倉卓弥著 読了 [xina-shinのぷちシネマレビュー?]
宝島社文庫 浅倉卓弥著『四日間の奇跡』を読み終えました。 購入したのは年末でした。寝る前にコツコツ読んで、昨日の映画のハシゴの空き時間に一気に読み終えました。 老人ホームの娯楽室にはピアノの美しい旋律が漂っていた。娯楽室のに不釣合いなグランドピアノでその [続きを読む]

» 四日間の奇蹟 / 朝倉卓弥 [活字中毒]
第1回『このミステリーがすごい!』大賞の大賞金賞を受賞した作品です。2005年6月には吉岡秀隆さん・石田ゆり子さん主演で映画化がされるそうです。読んでみたら「これってミステリー?」という感じでした。そこが疑問だったくらいで、作品としてはとてもおもしろかったです [続きを読む]

» 「四日間の奇蹟」について [たりぃの好きなもの]
 今回は 「四日間の奇蹟」 浅倉 卓弥著 です。これは第1回「このミステリーがすごい!」大賞の大賞金賞受賞作ですね。僕はまだ見てないけれど、映画が公開中でよく賞賛されていますね。とりあえず読む前は「このミステリーがすごい!」大賞だからこの本はミステリーで. [続きを読む]

« 映画 「A.I」. | トップページ | 『陽気なギャングが地球を回す』 伊坂幸太郎 »