『インディペンデント・コントラクター』 秋山進、山田久
インディペンデント・コントラクター 社員でも起業でもない「第3の働き方」
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秋山 進 山田 久
日本経済新聞社
日本経済新聞社
英語で「インディペンデント」とは「独立」という意味、「コントラクター」は「契約をする人」ということになります。通常IC協会では「雇われない、雇わない働き方」と言っています。英語に「セルフ・エンプロイメント」という言い方がありますが、この「自分で自分を雇う」というのがピッタリなのです。(本文より抜粋)
「インディペンデント・コントラクター」(以下IC)は耳慣れない言葉です。でも、これからきっと増えるであろう働き方の総称なのです。「フリー」と似ているけれど、それとはちょっと違うニュアンスを持っているようなのです。
正社員に求められるような高度な専門技術・遂行能力を持ち、しかしフルタイム雇用ではないのがICの立場です。それだったら派遣社員や契約社員と同じではないかと思われるかもしれませんが、そうではないのです。
現在、派遣や契約の多くの人達はフルタイムで働いています。労働時間を短く設定しようとすれば、専門的な職種はあまりありません。そしてほとんどの人がどこかの組織に属しています。ICはどこにも属さずに専門的な仕事を行っていくのです。
「セルフ・エンプロイメント」の精神を持って働く人がどんどん増えて、会社というものに対する考え方も段々と変わっていくのでしょうが、法律やら銀行やら、既存の社会の方がそれに追いつけるのかが気になります。
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