『蹴りたい背中』 綿矢りさ
芥川賞受賞で話題となったこの本をようやく読んでみたんだけど、ものすごく面白い内容というわけではないなぁ。「蛇にピアス」とは対照的な、普通の高校生の話って感じなのね。大人が昔を振り返って「あの頃はこんなだったなぁ!」てな感情を持って書く文章とも違うし、「わたしは、こんなことを言いたいんだ!」って感じでもない。
「めんど~くさ~」「だり~」っていうのが口癖の高校生の日常って、こんななのかな?って感想だな。自分のアイドルをひたすらに追っかけてる「にな川」くんは、まだマシな方なのかな?主人公の「ハツ」って、一見まともだけど人間関係に悩んでいて、「にな川」くんのマイペースさがうらやましいのかな?
こういう作品を読んで、同世代の子はどう思うんだろう?そもそも本なんか読まないから、そういう想定自体が無理なのかな?「ウチの子って、何考えてんだか分からない?」っていう親の世代が読んだ方がいいのかも?でも、読んだら益々分からなくなるかもね。
« 映画 「少林サッカー」 | トップページ | 若い人に贈る 読書のすすめ 2005 »
「日本の作家 やらわ行」カテゴリの記事
- 『名探偵ぶたぶた』 矢崎存美 26-6-3765(2026.01.07)
- 『人生はそれでも続く』 読売新聞社会部「あれから」取材班 26-7-3766(2026.01.08)
- 『プリニウス Ⅻ』 ヤマザキマリ、とり・みき 25-362-3758(2025.12.30)
- 『プリニウス Ⅺ』 ヤマザキマリ、とり・みき 25-359-3755(2025.12.27)
- 『小さい“つ”が消えた日』 ステファノ・フォン・ロー 25-356-3752(2025.12.24)
「文学賞」カテゴリの記事
- 『サンショウウオの四十九日』 朝比奈秋 25-127-3523(2025.05.10)
- 『東京都同情塔』 九段理江 25-121-3517(2025.05.04)
- 『藍を継ぐ海』 伊与原新 25-112-3508(2025.04.25)
- 『ラブカは静かに弓を持つ』 安壇美緒 24-169(2024.06.13)
- 『赤と青とエスキース』 青山美智子 24-163(2024.06.07)
コメント
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 『蹴りたい背中』 綿矢りさ:
» [No.1969-74] 食わず嫌いでした。 [「会計進化論。」 〜価値組思考のあなただけに〜]
★7『蹴りたい背中』綿矢りさ.2003/8.
★5『確定申告の書き方(平成17年3月15日締切分)』渡辺義則.
★5『税金のカラクリ』おおつぼマキ.2005/2.
★4『フリーのための青色申告デビューガイド』はにわきみこ.200/.
★4『webレイアウトの見本帳』矢野りん.2002/3. [続きを読む]
» 綿矢りさ『蹴りたい背中』 [itchy1976の日記]
今回は、綿矢りさ『蹴りたい背中』を紹介します。この本のあらすじは、クラスになじめない主人公ハツと、もう一人クラスになじめないにな川が、ファッションモデルオリチャンをきっかけに知り合う。現実のオリチャンにあったことがあるハツとオリチャンの熱狂的なファンで [続きを読む]
» 読書感想「蹴りたい背中」 [三匹の迷える羊たち]
読書感想「蹴りたい背中」
蹴りたい背中
【はてなダイアリー】http://d.hatena.ne.jp/asin/4309015700
【評価】★★
【作者の顔】★★★★★ [続きを読む]




「この世代の空気をつかんで、うまく表現できている」と芥川賞選者が認めたということがこの本の価値?
(理屈っぽすぎるかな)
投稿: メセニ | 2005年1月13日 (木) 15:27
わたしが初めて芥川賞って名前に興味を持ったのは「限りなく透明に近いブルー」だったんですけど、あれを読んだときはもの凄いショックを受けたんですよ。ちょっと憧れもあったのかな?
「蹴りたい背中」も「蛇にピアス」も話題度は高かったけど、ショックはないなぁ。
今時の子の雰囲気が、つまらないと感じさせてしまうのかも?
投稿: Roko | 2005年1月13日 (木) 15:59
知らない世界なのに、自分がリアルだと思えるような想像の世界に人を連れて行けるだけのパワーがありましたね、あの小説は。
投稿: メセニ | 2005年1月14日 (金) 22:11
Rokoさん、こんばんは。年少組のIKEです(笑)
若者がわからないのは、いつの時代も同じだと思います。
でも、若者はいつも思ってますよ。大人は分かってくれないって。
ですが、私が怖いなと思ってるのは、周りから《カッコいい大人》が減ってること。
周りから《本を読む大人》が減ってること。
子どもの教育は熱心ですが、大人は、自分で気づかないといけないですよね。
気づける頭をもった大人が、どんどん減ってますよ。
IKE■
投稿: IKE■ | 2005年2月13日 (日) 22:50
IKEさん☆コメントありがとうございます。
最近の親って(わたしの同世代だけど)、親であるよりも友達でいたいって思っちゃってるんじゃないかな?
それが間違えのような気がするのよ。
親ってのは、大人ってのは、高い壁であるべきなのよね。
IKEさんのおっしゃるとおり、目標としたくなるような大人が少なくなりましたねぇ。(-_-;)
子供の教育より、大人の教育の方がよっぽど必要ですよね。
わたしもしっかり勉強しなくっちゃ!
投稿: Roko | 2005年2月13日 (日) 23:54
書いてから、ちょっとしまったなと思いましたが、さすがRokoさんはたくさん本を読んでいらっしゃるカッコいい大人ですね(^^) きちんと答えてくださってうれしいです。
私の親は、一見友達のように見えて、大切なことになると、しっかりと「あたま使え」と叱ってくれます。叱り方がうまいです。
だから同世代の中では珍しく(と書くのがちょっと残念)、親を尊敬し、最初に越える山だと思ってます。
投稿: IKE■ | 2005年2月15日 (火) 00:12