『成功はどこからやってくるのか?』 岡本史郎

成功はどこからやってくるのか? ~「成功法則」の取扱説明書~

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岡本 吏郎
フォレスト出版

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　身のまわりで起こることの責任は全て自分にある。一見、他人のせいに見えるものでも、全ては自分に責任がある。そういう風に考えることにしてみよう。（本文より抜粋）

　この本は、普通の「成功本」とは全く違います。たとえば、通常の成功本で必ず語られる「プラス思考」については、無理して「プラス思考」してもムダである。時にはそれが「マイナス思考」になってしまったり、「プラス思考」のし過ぎによって分裂症になることすらあるというのです。

　もちろん「プラス思考」自体は悪いことではありません。でも、それを心から信じられるかどうか、それにかかっているんですね。ダイエットしたいと思っていても、心の底にある「ケーキを食べたい」という思いの方が強かったら、結局ケーキを食べちゃう  → そして罪悪感を持つ  → またケーキをガマンする  → また食べちゃう。こういう悪い循環が渦巻いてしまう。これは確かに分裂症ですねぇ。

　生きているといろんな事があります。仕事が辛かったり、友達や家族とうまくいかなかったり、病気になったり、そんな時に、その原因を他人のせいだと考えてしまうのは人の常ですよね。何でも人のせいにしてしまうのは楽だけど、それじゃ何にも変わらない、ボヤいているだけの人生なんてつまらないじゃないですか。

　では、どうしていけばいいのか？それは自分の無意識の部分を変えなくっちゃってことなんですね。「無意識くん」が納得しないことには、自分を変えることはできないってことなんです。

　自分の無意識にささやきかけるという方法を、早速試してみています。自分で自分に刷り込みをするって面白いですね。有森さんの言葉のように「自分を誉めてあげる」ってことは大切なことなんですね。