『ツキを呼ぶ53の方法』 中谷彰宏
「自分はツキがない」とクヨクヨする人は、結局何も行動していないのです。ツキが来る人は、ツキのことをあまり考えません。具体的な行動をした結果、「自分はツイていた」と考えられるのです。(本文より抜粋)
クヨクヨ考える人は、ヒマな人なんだと中谷さんは言っています。忙しかったり、必死だったりしたらクヨクヨしたり、グズグズしたりするヒマなんかないって、確かにそうですね。「これをやったらどうなるんだろう?」なんて考えるヒマがあるからこそ、そう思うんですよね。
「えい、やっちゃえ!」と思って行動してたら、悩むヒマなんかありません。ただ突っ走るのみ。もし、失敗しちゃっても「そうか、こうやったら失敗するんだなぁ、いい勉強になったな」って思えちゃう。こういう失敗は「良い失敗」つまりツキに結びつく行動って事ですよね。
何もしなければ失敗もしません。でも、成功もしません。本人は現状維持だと思ってるかもしれないけど、実際には「後退」です。だって失敗という経験をできなかったのだし、もしかしたら成功していたのかもしれないんですもの。
何が「ツキ」なのかって事に気が付くかどうかにもかかってるんですよね。同じものを見ても人によって見方や感じ方が違うんですもの。たとえば朝起きて、空を見上げて「いい天気だなぁ」って思うのと、雨戸も開けずに「今日も寒いなぁ」って思うのとじゃ、まるで違う1日になってしまうでしょ?
ごはんを食べて「あー、おいしかった!」と思うのと、ケータイのメールに気を取られていて、何を食べたのか分からないままに食事が終わるのとじゃ、スゴイ差なんだけど、そういうことって、ちゃんと考えたり、ちゃんと感じたりしてないと、分からなくなっていくんじゃないかな?
小さな「ツキ」をきちんと感じ取れれば、その積み重ねが「ツイてる自分」になっていくんだろうなぁって、わたしは思ってるんです。せっかくいいことがあっても、それに気付かないなんてもったいない!毎日必ずいい事って起きてるんですよ。
天気が良かったら「ツイてる」。雨が降っていたら、乾燥気味のお肌にいいから「ツイてる」。この世のほとんどのことは、考えようで「ツイてる」ってことなんです。
ラジオから大好きな曲が流れて来た。道ばたにタンポポが咲いていた。小鳥のさえずりが聞こえた。電車ですてきな人を見た。お風呂に入ってリラックスできた。おやつに食べたチョコがおいしかった。そんな、どうってことない幸せを感じることができるかどうかが、「ツキ」があるかどうかの差なんですよね、きっと。
« 『アキハバラ@DEEP』 石田衣良 | トップページ | 全国書店員さん座談会 »
「日本の作家 な行」カテゴリの記事
- 『二十四五』 乗代雄介 25-12-3408(2025.01.14)
- 『Buying Some Gloves(手袋を買いに)』 新美南吉 マイケル・ブレーズ 訳 24-355-3381(2024.12.15)
- 『朝読みのライスおばさん』 長江優子 みずうちさとみ 24-336-3362(2024.11.26)
- 『小さな出版社のつづけ方』 永江朗 24-284-3310(2024.10.05)
- 『小さな出版社のつくり方』 永江朗 24-271-3297(2024.09.22)
『一流の人は、悩んでいる暇がない』と中谷さんが以前本の中で書いていました。
Rokoさんがおっしゃるように、悩む前に行動して、失敗しても、「次、次!」って行っちゃうんですよね。
私のblogは『進化』という言葉を入れて変えましたが、たとえ《後ろ》に進んでも、それは進化だと思ってます。あとは、Rokoさんと同じです。
IKE■
投稿: IKE■ | 2005年2月13日 (日) 02:18
IKEさん☆コメントありがとうございます。
「進化」っていい言葉ですね!!
以前友達と話しあったことがあるんですけど、やらなかった失敗は「後悔」になってしまうけど、やっちゃった失敗は「反省材料」や「笑い話」になって、未来につながるんですよね。
「人生にムダはない」とわたしは信じて生きています。
投稿: Roko | 2005年2月13日 (日) 10:56
そうなんですよね。
やって後悔することよりも、やらないで後悔する方がとっても多いので、「えいや!」と飛び込むことが多かったです。
いっぱい失敗しましたが、いっぱい得るもの(価値)があったので、今も、次々と新しいことに挑戦してます。とりあえず、中国語も英語もしゃべれないのに、上海1人旅を予約してしまいました(笑)
投稿: IKE■ | 2005年2月13日 (日) 17:47