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『壜の中のメッセージ』 山川健一

 何年か前に、TVでビートルズ・ファン代表の財津和夫さんと、ストーンズ・ファン代表の山川健一さんの対談を見たのですが、もうどうしようもなく山川さんがカッコ良くて、その時から山川さんのファンになってしまったのです。

 この小説は山川さんのデビュー作で1981年のものなのですが、今改めて読んでみても、全く時代の隔たりを感じないんです。25年もの時間を超えて、青年のやる事というのは余り変わらないってことなんでしょうか?

 「壜の中のメッセージ」は、もちろんポリスの「メッセージ・イン・ア・ボトル」から取ったタイトルです。これ以外にも、イーグルスや、ピンク・フロイドや、ブルース・スプリングスティーン、そしてニナ・ハーゲン、もちろんストーンズの曲の話が出てきます。

 ストーリーを追うに連れ、それぞれの曲が頭の中で鳴り出したんです。ああ、作者と同じ時代を生きてきたんだなぁと、不思議な感慨が湧いてきたんです。こんなにロックな小説って、最近はないなぁって思います。というか、音楽が聞こえてくる小説って案外ないんですよね。

 わたしが手に入れたこの本は、文庫化記念として山川さんのサインが入ったものなんですけど、何でこんなものが昨年暮れに書店にあったのか?とても不思議です。こういうのも、本との運命的な出会いってことなんでしょうか?

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