『恥ずかしい読書』 永江朗
(読書のための)時間の作り方の2つ目は孤独になることである。例えば昼食、どうしてみんな群れて食事に行くんだろう、オフィスでも一緒なのに、なにも昼飯まで一緒に食べることはないではないか。(本文より抜粋)
読書する時間が無くてとボヤク人が多いけど、それは違うという永江さんの意見に賛成です。TVを見たり、飲みに行ったり、はたまたゴロ寝してたり、ムダに過ごしてる時間って結構あるんですよ。たとえば、昼休みを一人で過ごすようにすれば、ゆっくりごはんを食べてからだって30分は確保できます。
永江さんはこの本の中でいろんな読書を試してみています。その中で一番笑えちゃうのが「歯磨き読書」です。歯槽膿漏予防のために30分も歯を磨く永江さんは、その時間を哲学書の読書に当てています。難しい本、重い本、退屈な本を読むのに、この方法は最高なんですって。うーん、真似してみようか?でも、そんなに長時間歯を磨かないモンなぁ!
本の読み方っていろいろありますねぇ。そして、本を買う本屋さんにもいろいろあって、本屋さん観察も読書の一部なのかな?って思います。気分のいい本屋さんで本を探すのって、それ自体が快感ですものね。本フェチには絶対にお薦めの本です。
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恥ずかしい読書
永江 朗
四六時中読書している、フリーライターである著者による本を読むことについての本、本の読み方についての本。
どの章も面白かったですけれども、その中からいくつか。
まえがきより、「遅読術」のすすめ。
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恥ずかしい読書
永江 朗
いつでも、どこでも、読書する。哲学書から官能小説まで、読書する。ひっそり、ふむふむ、読書する。「読書」という淫靡な快楽を徹底追求したら…。こんなことになってしまいました! 達人・永江朗の変則的読書生活大公開。bk1より
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