『古本カタログ』 東京都古書籍商業協同組合編
古本屋さんが好きなので手に取ったこの本、恩田陸さんのコメントがあったのにビックリ!
アラン・ロブ=グリエ『去年マリエンバートで/不滅の女』元々『去年マリエンバートで』は、私のオールタイムベストテンに入る映画だったので、えらい高かったのに衝動買いした。ところが、新たに連載を始めることになり、急にこの映画をモチーフに使うことになり、いきなり役にたった。資料探しをしていて、漠然と考えていたプロットにピッタリの記述や事実が見つかったときの驚きとうれしさったらない。(本文より抜粋)
「夏の名残の薔薇」が、古本屋さんで衝動買いした本から産まれたなんて、なんて巡り合わせなんでしょう!セレンディピティって本当にあるんですね。自分の中で気になっているもの、大事なものっていうのは、わざわざ探さなくても向こうからやって来るって、とても不思議なものです。
ブックオフのような新しい本の古本屋さんもいいけど、むかーしの本を置いている古本屋さんの匂いってのは、たとえようもなくいいんですよね。
« 本屋さんのカバー展 | トップページ | 『村田エフェンディ滞土録』 梨木 香歩 »
「本・書店・読書」カテゴリの記事
- 『「その他の外国文学」の翻訳者』 白水社編集部編 94(2023.04.05)
- 『名著の話 僕とカフカのひきこもり』 伊集院光 36(2023.02.06)
- 『荒野の古本屋』 森岡督行 356(2022.12.28)
- 『「一万円選書」でつながる架け橋』 岩田轍 264(2022.09.28)
コメント