『稼ぐ人になるアイデアマラソン仕事術』 樋口健夫
発想とツキで、強いチームを生み出す、仕事ができる人のやり方
(Best selected business books)
日科技連出版社
毎日気になったことや、新しいアイデアをノートに付けていくことによって、どんどんアイデアが湧いてくると、著者の樋口さんは力説しています。文章を書くことも、議事録を書くことも、メモを取ることも、すべて回数を重ねればうまくなるのだから、毎日毎日繰り返すことが大事なんだと。
5分とか10分といった隙間時間を有効に活用可能となると、人は時間を無駄にしなくなる。まして数時間を無駄に近いことに使わなくなる。「こんなことをしているくらいなら、あれをするべきだった」という時間の使い方の相対価値が出てくるのだ。(本文より抜粋)
日記にしても、他のことにしても、つい「時間がないから」という言い訳をする人って多いですよね。でも樋口さんは、ほんのちょっとの余った時間であっても、それを集めれば大きな時間になるのだから無駄にしちゃいかんとおっしゃるのです。
たとえば電車ホームで待っている時間、お客とのアポが予定よりも遅れてしまったり、キャンセルになってしまった時間、客先で待たされる時間、誰かと待ち合わせをして待たされる時間、行列をする時間、ランチを頼んで、それが出てくるまでの時間。いろんな細切れ時間ってありますよね。
個人的な用事なら本を読んでいてもいいけれど、客先ではそうもいきません。そういうときにノートに何かを書いているなら、それが日記であろうと、ラブレターの下書きであろうと、相手に失礼にならずに、自分の好きなことができるんですよね。そういうノートの使い方って、それ自体がすごいアイデアだと思うんです。
最初のうちは、なんだか訳の分からないことばかり書いているような気がしていても、そのうちに自分なりに役に立つノートになってくるんだそうです。メモ書きのようなものでも、絵でも何でもいいから気になったことをどんどん書いていく、それが極意のようです。
ノートだけでなく、いろんなアイデアを樋口さんは紹介してくれます。それらのすべてがノートから産まれてきたっていうんですから、マネしてみる価値がありそうでしょ。
« 『チョコレート・ダイエット』 楠田枝里子 | トップページ | 『ユージニア』 恩田陸 »
「文房具・手帳・ノート・手紙」カテゴリの記事
- 『書くだけでラクになる自分を動かす手帳術』 主婦の友社 編 24-7(2024.01.08)
- 『本のある生活 BIBLIOPHILIC BOOK 本と道具の本』 110(2023.04.20)
- 『よはく手帳術』 miyu 60(2023.03.02)
- 『女子高生サヤカが学んだ「1万人に1人」の勉強法』 美達大和、山村サヤカ、山村ヒロキ 357(2022.12.28)
- 『弱い力でも使いやすい頼もしい文具たち』 波子 331(2022.12.04)
「Life Hacks・Web」カテゴリの記事
- 『その情報はどこから?』 猪谷千香 281(2023.10.09)
- 『書く瞑想』 古川武士 210(2023.07.29)
- 『ソーシャルデザイン』 グリーンズ(2012.11.27)
- 『フリーカルチャーをつくるためのガイドブック』 ドミニク・チェン(2012.07.22)
- 『レバレッジ時間術』 本田 直之(2012.06.03)
「日本の作家 は行」カテゴリの記事
- 『誤作動する脳』 樋口直美 24-314-3340(2024.11.04)
- 『デスメタルアフリカ』 ハマザキカク 24-317-3343(2024.11.07)
- 『87歳、現役トレーダー シゲルさん』 藤本茂 24-302-3328(2024.10.23)
- 『転がる珠玉のように』 ブレイディみかこ 24-308-3334(2024.10.29)
- 『100分de名著「ドリトル先生航海記」』 福岡伸一 24-299-3325 (2024.10.20)
ども。お久しぶりです。NEROです。
メモ書き、最近私もかなり増えてきました。はじめると結構クセになって、超整理手帳と一緒に持ち歩いているA5ノートがあっという間に一杯になります。
ただのメモをとっているうちにアイディアも浮かんでくるので、メモの週間は本当にオススメできます。少なくとも、メモをとって損をすることはないですから、習慣化するといいと思いますです。
投稿: NERO | 2005年3月20日 (日) 23:12
NEROさん☆コメントありがとうございます。
忘れないためもあるし、忘れるためにもメモって大事なんですね。
書くことによって頭が整理され、次のアイデアに結びつくって、シンプルだけど効果的なんですね。
投稿: Roko | 2005年3月20日 (日) 23:30
こんにちわ。アイデアマラソン仕事術の著者で、アイデアマラソン発想法の考案者の樋口健夫です。私の本を読んでいただき素敵なコメントを掲載いただきましてありがとうございます。ノートに書き留める習慣で、仕事にも生活にも背骨(バックボーン)を造ることができます。私よりも若い方が、早くこのことに気が付かれて、人生を有意義にすごしていただきたいと願っています。私の「仕事ができる人のノート術」(東洋経済新報社)もぜひともご一読ください。お役に立つでしょう。またご質問があれば、HPを通じてお問い合わせいただければ結構です。
投稿: 樋口健夫 | 2005年3月22日 (火) 20:01
樋口健夫さん☆コメントありがとうございます。m(_ _)m
どんなことでもノートに書き留めるということ自体が、一つのアイデアなのだと思います。わたしも、これから気が付いたことはなんでもノートに書き留めていきたいと思います。どうもありがとうございました。
投稿: Roko | 2005年3月22日 (火) 23:29