TAKINAMI PARTING PRESENTS
錦糸町に「瀧波硝子」というガラス工場がありました。最盛期には140人をこえる職人さんが働いていたのですが3年前に廃業し、ついに取り壊しが決まったんです。
最後のイベントとして「TAKINAMI PARTING PRESENTS」が行われています。
PARTING PRESENTSとは「置きみやげ」の意。置きみやげとしてのタキナミというような意味のイベントです。
工場内にガラス器が並び、機械があった場所には彫刻が置かれ、倉庫だった場所でワークショップが行われています。
展示されている作品やガラスの器なども素敵なのですが、わたしにとって一番印象的だったのは、工場自体でした。昔こういう工場がたくさんあったよなぁなんて、ちょっとノスタルジーに浸ってしまいました。
昔ここで働いていたおじさん達にいろんな話を伺うことができました。昭和20年代には燃料が石炭だったので、それを運ぶ河沿いにガラス工場がたくさんできたんだそうです。確かにここも、すぐ側に大横川が流れています。その後、燃料は重油になったけど煙突の煙を見ればどこにガラス工場があるかがすぐ分かったんだそうです。
場所は、JR、東京メトロ半蔵門線の錦糸町駅北口から、徒歩15分。
開催は、3月27日(日)までです。
詳しくは、TAKINAMI PARTING PRESENTS のサイトを見てくださいね。
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瀧波ガラス廃業?! したんですか ショックです。実は私今63歳ですが、学生時代 もう41年以上も前のことですが、大学の工場実習で瀧波ガラスに行ったんです。忙しいときには作業の手伝いをしました。タイムカードのわきに、栄養ドリンクや胃の薬が置いてあったのを記憶しています。仕事の帰りに工場の人がお酒をご馳走してくれたのを遠い記憶として残っています。今宇都宮に住んでいます。学生時代は本八幡に下宿していました。
投稿: 岡本明夫 | 2016年5月20日 (金) 21:26
岡本さん☆はじめまして
この工場に思い出をお持ちだったのですね。
残念ながら2005年をもって廃業されたようです。
投稿: Roko(岡本さんへ) | 2016年5月20日 (金) 23:35