『変な人が書いた心が千分の一だけ軽くなる話』 斎藤一人
本人は気が付いていないけど、何でもかんでも、「私は不幸だ」っていってるのって、ゴメンね、以外と楽なんだよ。何でかっていうとね、幸せってね、努力がいるの。だって、困難に遭っても、こう考えたらしあわせ、こう考えたらしあわせって、考え直すんだよ。(本文より抜粋)
「私は不幸だ」っていっている方が楽だっていうのは、なるほどなぁって思います。「隣の芝生の方が青い」とか、「誰それの方が美人だ」とか、自分が負ける理由をいろいろ探して、言い訳している方が簡単なんですね。だからみんなそこにハマッテしまうんだってことがよ~く分かりました。
一人さんは、「過去は変えられる」ともおっしゃっているんです。ええ~、過去は変えられないんじゃなかったの?って思うでしょ。そこが凄いところなんだなぁ!過去を思い出すのは自分なんだから、「いい思い出」にしてしまえばいいんだっていうんです。
誰にだって辛い過去ってあるものです。でも、それをどう扱うかが大事なんですね。ただ「辛かった」と思っていたらグチにしかなりません。でも、今となってみれば「あれもいい経験だった」って思えるようだったら、それは「いい思い出」ですよね。
病気で入院したとか、失恋したとか、その時は落ち込んでしまうようなことだって、何年かしてみれば、見方が変わってきます。自分は昔入院したことがあって、その時にこんなものが無くて困ったので、今入院している友達にそれを持っていってあげたいなんて気持ちになるでしょ?
失恋したことがあるからこそ、同じように失恋した友達を慰めてあげることができるし、新しい恋がより素晴らしいものだと思えるし、次は同じ失敗をしないようになるしね。人生にムダはないんですよ!
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