『ビーンズ!』 レスリー・A.ヤークス、チャールズ・R.デッカー
情熱(Passion)すべては情熱からはじまる
人(People)働いている人を見れば、その店がわかる
商売を越えたぬくもり(Personal)誰もが常連になりたいと思っている
商品(Product)まずいコーヒーに、お金を出す人はいない
(本文より抜粋)
この本はビジネス書なんですけど、コーヒー好きにとっては違う楽しみ方もできてしまうんです。この本に描かれているようなカフェが実際にあったら、わたし毎日通っちゃいます。
スタバのようなタイプのカフェが街に増えました。ドトールも負けずに頑張ってます。そういう勢力に押されて、昔ながらの喫茶店はだいぶ減りました。でも、そういうタイプのお店が全部なくなったわけじゃなくて、けっこう頑張っているお店もあるんです。
どういうお店が残っているかと観察してみると、何か一つあるんですよね。マスターがいい感じだとか、落ち着ける雰囲気があるとか、もちろんコーヒーのおいしさもあるし、入りやすさとか、椅子がいいとか、チャームポイントがあるんですよ。
今どきのカフェはエスプレッソマシーンで簡単にコーヒーが出てくるけど、昔みたいにサイフォンがポコポコするところとか、ドリップでいれているところとか、理科の実験道具みたいな水出しコーヒーの装置を見たりするのも、けっこう楽しいものなんですよね。
そういう店に出会うと、何だか得したような気持ちになってしまうんです。
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