『「楽しいことをメモする」と人生はどんどんよくなる!』 斎藤茂太
人生はどんどんよくなる!
気持ちが明るくなる習慣術
青春出版社
メモを取ることは1日を振り返ることですから、生活にハリが出ます。また、文字を書けば脳の活性化にもなります。ストレスを減らすことにも役立ちます。メモの使い方1つで家族のコミュニケーションを深めることも可能なのです。(本文より抜粋)
茂太さんはどんなことでもメモしてしまうメモ魔です。手帳には予定や仕事のメモだけでなく、TVで見て気になったこと、乗った飛行機の型番、何を食べたのか、誰にあったのか、どこへ行ったのか、何でもかんでもメモしちゃいます。
そして、笑っちゃうのが悪口も書いちゃうってことです。奥さんへの不満や、他の人への不満があったら、そういうものもメモに書いてしまうんです。書くことでかなり怒りが治まるので夫婦げんかはかなり減るとか!?
もちろん、日記としても使っているし、名刺データもメモしちゃいます。ここまで来ると、メモすること自体が趣味なのか?という気がします。これはいい趣味ですよ、誰でも、どこでも、メモとペンさえあればできるんですもの。
メモを取るってことは、何かに興味を持つからですよね。この興味、好奇心の部分が大事なんじゃないかなって思います。好きなものに対する興味、初めて見るものに対する興味、それってとっても根元的なものだけど、大人ってそういうことをつい忘れがちなんですよね。
興味を持って見つめれば、全てのものが面白くなってきます。自分がかかった病気だって、道ばたに落ちていたどんぐりだって、旅先で見つけた絵葉書だって、すべてがどんどん面白くなってしまうんです。
メモすることで自分の世界が広がっていくって、いいなぁって思いませんか?
« 『なぞ食探偵』 泉麻人 | トップページ | 『手話あいうえお』 丸山浩路 »
「日本の作家 さ行」カテゴリの記事
- 『三兄弟の僕らは』 小路幸也(2021.04.20)
- 『曲亭の家』 西條奈加(2021.04.15)
- 『マイノリティデザイン』 澤田智洋(2021.04.03)
- 『桜の森の満開の下』 坂口安吾(2021.03.23)
- 『君たちが忘れてはいけないこと』 佐藤優(2021.02.26)
コメント