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『非常識会計学!』 石井和人、山田真哉

非常識会計学!―世界一シンプルな会計理論
石井 和人 山田 真哉
中央経済社

 企業会計は、企業の財政状態および経営成績に関して、真実な報告を提供するものでなければならない。(本文より抜粋)

 会計というのは、その会社の状態を示すもの。人間でいえば健康診断の結果のようなものだから、ありのままに出さなければ意味がない。数字を大きく誤魔化しても、小さく誤魔化しても「粉飾」になってしまう。

 会社が危ない状態なので、実際よりも利益が多いように粉飾するっていうのは良くある話だけど、逆に利益が少ないように粉飾するということの方が多いということを、この本では何度も取り上げている。

 利益が増えれば税金もまた増える。税金を払うくらいなら先行投資しようとか、社員に給料をたくさん払おうと考えるならいいのだが、ウソの経費を計上して利益が少ないように見せようとする会社や団体(もちろん個人もだけど)の多いこと!

 カラ出張、カラ残業、架空の接待、こういうことにはよくぞ頭が働くなぁって感心しちゃうけど、やっぱりウソはいけませんよ。最初は小さなウソが、いつのまにか巨大なウソになってしまって、どうしようもなくなっちゃうんだってことを肝に銘じないとね。

 このところ会計粉飾だけでなく、リコール隠しとか、談合とか、いろんな事件が発覚してるけど、どの事件に関しても共通しているのは「悪いことをしている」という意識の低さですよね。子供の頃に教わった「嘘つきは泥棒の始まり」って言葉を、大人こそまじめに考えなければいけないなぁって思うんです。

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