ランス・アームストロングがツール7連覇
今年初めてツール・ド・フランスのTV放送を毎日見ました。といっても全3週間のうちの最後の10日ほどでしたけど。それでもツールの凄さには、アッという間に心惹かれてしまいました。毎日300kmもの距離を走り、休みは週に1日だけで3週間も走り続けるんです。その人数は約160名。ピレネー山脈を越え、石畳を走り、ヒマワリ畑の中を走り、想像を絶するタフな自転車レースです。
初めて真剣にツールを見たわたしが一番気になったのは、ウェアなんです。チャンピオンが着るマイヨ・ジョーヌ(黄色いジャージ)のことは知ってましたけど、他にもいろんなジャージがあるんですね。各チームごとにお揃いのユニフォームを着てるんですけど、同じチームであっても違う色のウェアの人がいるんです。
マイヨ・ベール(緑)は最多ポイント獲得者、マイヨ・ブラン(白)は新人賞の人が身につけます。わたしが一番気に入ったのは、マイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュ(白地に赤の水玉)、これは山岳賞を取った人が着ます。つまり山登りのスペシャリストなんですけど、手袋やソックスまで水玉を着ている日があって、とってもオシャレ!
ジャージについての詳しい説明は こちら をみてね。
これらのジャージは前日までの結果で着る人が決まります。それ以外にも、各国のチャンピオンの場合はチームの人と同じデザインだけど色だけナショナルカラーのウェアです。たとえばフランス・チャンピオンならトリコロールカラー、カザフスタンなら水色に黄色っていう具合。
ランス・アームストロングの総合優勝は、あと1週間を残したところでほぼ確定だろうと言われていました。でもトップ賞を1つも取れておらず、トップ賞なしの総合優勝かもという声があがっていたんです。ところが、最終日から1日前タイムトライアルレースでブッチギリの1位を取り、見事な存在感を示したのです。
ツールの最後の日って、3分の2位まではお祭りなんですね。記念写真を撮ったり、サインしたり、シャンパンで乾杯したり、いろんな人とおしゃべりしたり、全部自転車に乗りながらだってところがビックリだけど。
ずっとフランスの田舎町や山の中を走り続けて、最後にパリに戻り、エッフェル塔が見えてくるところはもの凄く感動的でした。凱旋門、ジャンヌ・ダルクの像、ポンピドー・センター、ルーブル、セーヌ川、パリの町はなんて美しいんでしょう!
ランスがいなくなってしまうのは悲しいけど、来年もツール・ド・フランスを見よう!という気持ちになりました。そして、いつの日かフランスでツールを見てみたいという気持ちにもなってきたんです。それほど、ツールは素晴らしい!
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