『にっぽん60年前』
この写真集は、60年前に日本に進駐していたアメリカ軍の人達がプライベートで撮った写真で構成されています。日本全国、いろんなところで撮られた写真はすべてなんです。ものすごくきれいな写真ばかりで、まるで最近撮ったばかりのような色でビックリしてしまいます。
食糧事情も、住宅事情も当然良いわけはないんだけど、人々の表情がとても明るいのが印象的です。オモチャなんて何もないけれど、子供たちは元気いっぱい遊んでいます。幼い弟や妹を背中に背負って遊んでいる子もたくさんいます。
子供たちを引き連れたチンドン屋さんの姿も捉えられています。子供の頃、パチンコ屋さんの開店っていえばかならずチンドンさんがいたことを思い出してしまいました。ああいうワクワク感って、このごろ味わってないなぁ。
終戦直後の東京駅付近の写真も注目です。空襲を受けて東京駅の3階部分は全て焼け落ちているんですけど、周りの大きなビルはきれいに残っているんです。アメリカ軍が進駐してから使おうと思って、ここは壊さないようにしたと聞いたことがあるけれど、この頃からピンポイント爆撃できていたんだということがはっきり分かります。
この本に掲載されている写真を撮った人達の中には、スミソニアン協会の国立歴史博物館館長になった人もいます。日本に来たことによって、歴史に興味を持つようになったのかもしれません。
この60年前の写真に写された人達はみな瞳に輝きがあります。貧しいかもしれないけど、みんな夢を持ってます。家族がきちんと成立しています。戦後、日本は驚異的な復興を遂げたんですけど、それは本当に正しかったのかなぁ?なんて疑問が湧いてきました。
自分が体験した時代ではないんだけど、妙な懐かしさを感じてしまう不思議な写真達でした。こんな時代もあったんだよって、若い人達に一度見て欲しいなぁと思う一冊です。
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ほんとにカラーになると昔っていう感じじゃなくてつい最近の写真みたいに見えますよね。
アメリカ軍のピンポイント爆撃はほんとにすごいです。あの原爆でさえほんの何百メートルいや何十メートルぐらいしかポイントをはずれなかったくらいですから。
60年前にプライベートでカラー写真をとっていたということに驚きます。
投稿: ゆみりんこ | 2005年8月22日 (月) 00:09
ゆみりんこさん☆ホントにカラーがきれいなんです。
この頃すでにアメリカでは普通にカラー写真を撮ってたって事なんですよね。
普通の兵隊さん達が撮っているので、昭和天皇やマッカーサーの写真もあって、アラまぁって感じです。
彼らにとって全てのものが珍しかったんでしょうね。
投稿: Roko | 2005年8月22日 (月) 08:25