映画 「Born to Boogie」
吉祥寺バウスシアターで Born to Boogie 爆音レイトショーを7/30~8/12まで開催!というニュースを聞いて、早速駆けつけました。
撮影当時(1972年)、アップル・フィルムの社長さんだったリンゴ・スターが監督した作品で、当時ものすごく話題になったのに、日本上陸することはなく、フィルム自体も行方不明になっていました。
それが近年発見され、ついにDVD発売となったんですけど、やっぱり大きい画面で見たいもんね、ということで友人と見に行きました。
感想は、やっぱりマーク・ボランはアイドルだったんだ!ということ。コンサートシーンでは、ファンの熱狂が並じゃありません。そして、映画館の公約道理の「爆音」はノイジーだけど快感でした。
スタジオでの演奏シーンではリンゴ・スターとエルトン・ジョンが一緒にプレイしてるんですけど、これがスゴイ!T・REXの曲をみんな楽しそうに演奏しています。あんなにピアノをガンガン叩くエルトンの姿は何だか懐かしいなぁ!
シルクハットを被ってレスポールを弾くっていうと、今じゃスラッシュの得意技ですけど、実はマーク・ボランがオリジナルだったんですね。この映画で再発見してしまいました。
T・REXといえばブギーのリズムが特徴なんですけど、マーク・ボランのヒーローがエディ・コクランだったのだから、至極当然だったんですね。
演奏はあまりうまいとは思えないけど、パワーはスゴイですねぇ。あのマークの声があるから、細かい技は要らなかったんでしょうね。生ギターを弾いているシーンではハミングバードを弾いているのにはビックリ!元はフォークをやってたっていう所が、こういうところに現れてるんでしょうか?
初めてT・REXの曲がラジオから流れてきた時の興奮は、今でも忘れられません。マークの声にはホントに惚れちゃいましたよ。だから学生時代の下敷きにはマークの写真入れてたっけ。そんな奴はわたしだけ。(^^ゞ 同じ洋楽好きでも、周りはクイーンとベイシティ・ローラーズばっかりだったもんなぁ。
この作品はDVDで発売されてますけど、やっぱり大きな画面でみると迫力が違いますよ!吉祥寺バウスシアターでの上演は8/12までです。
1972年 イギリス
監督・製作:リンゴ・スター
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