『あなたに奇跡を起こすスピリチュアル・ノート』 シルビア・ブラウン、 リンジー・ハリソン
スピリチュアル・ノート (PHP文庫)
PHP研究所
さあ、人から、あなたがこうだと決め付けられた言葉を書き出して、それを引き裂いてゴミ箱に放り込みましょう。どうせそれはその程度のものなのですから。あなたこそ、あなたが誰かを決めることのできる唯一の人なのです。(本文より抜粋)
生きていればいろんな事があります。良いこともあるし、悪いこともあります。なのに、悪いことにばっかりに引きずられてしまうのは何故なんでしょう?良いことだってあったのに、それは忘れてしまって、悪いことばかりを頭の中でグルグル回してしまうことってありませんか?
悪いことといっても、自分で納得してしまうミスとか、転んで膝をすりむいたとか、そういうのは別に構わないんです。問題なのは対人関係、こんな事をしたらあの人に笑われたとか、この人にイヤミを言われたとか、外側からやってくるストレスをまともに受けてしまっていたら、どんどん辛くなるばかり。
確かに反省すべき事もあるけれど、どっちでも良いことの方が世の中には多いんですよね。もしも服のセンスを悪いと言われたとしても、それはその人とセンスが違うだけ、わたしはこういうのが好きなのよと言えてしまえばどうって事ないんです。
なのに、どうして反撃できないのかな?それは自分に自信がないから?できるだけ波風を立てたくないと思っているから?自分だけ目立つのはイヤだと思っているから?友達を無くしたくないから?いい人だと思われたいから?
人間は何度も生まれ変わるから、その記憶がどこかに残っているのだそうです。それがトラウマになっていたり、デジャヴを感じたりするのだそうです。自分が何かをしたいのにできないのは、前世の影響があるのかもしれないというのです。
でも、たいていの場合はそんなに深刻なことではなくて、自分で変えていくことができます。その為に必要なことは、自分の希望を言葉にすることなんです。「わたしはこんな人になりたい」「わたしはこんな事をしたい」と繰り返すこと、たったそれだけでいいんです。
何度も何度も言葉にして、潜在意識がそれを事実だと思いこむまで繰り返す、それが大事なこと。どんな目標であっても、自分がそれを信じないことには実現はあり得ません。言霊の力を信じること、それが奇跡を起こす方法なんですね。
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