『きっと、よくなる』 本田健
「ビジョンクエスト」は、アメリカ大陸に住むネイティブアメリカンの人たちが、人生の節目に行う儀式です。自然の中をひとり何日もさまよい、人生の新しい方向性や、ビジョンを受け取るというものです。(本文より抜粋)
本当のビジョンクエストはかなり長い日数かかるのだそうですが、本田さんは短い時間、長くても1日で行っているのだそうです。たとえ短い時間であっても、自然と向き合うと普段とは違う考えが湧いてくるのでしょうね。
都会に暮らしていると、自然というものを忘れてしまうことがあるんですよね。暑ければエアコンがあるし、歩くのが大変なら電車や車に頼ってしまうし、どうも文明病はわたし達をどんどん弱体化させたがっているようです。
夏には夏の過ごし方があり、秋には秋の過ごし方があるのに、1年中同じようなものを食べて、同じような暮らし方をしてしまってはマズイと思うんです。自然とともに暮らすっていう感覚が、自分の五感を研ぎ澄ましてくれるのだと、このごろ強く感じるようになりました。
セルフイメージを書き換える
自分のことを一番分かっていないのは、自分かもしれないなぁって思います。自分で小さな枠に自分を押し込めてしまっているような気持ちになることが、このごろよくあるんです。
自然と向き合っていつもと違う感覚に包まれたら、何か素敵な発見があるかもしれないなぁって思ったら、もうそれだけでちょっと幸せになってきました。毎日ちょっとでもいいから幸せなことを考える時間を増やすことが、幸せな自分であり続けるひけつなのかもしれないなぁ。
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自然の中に我が身をおいて何日もさまよってみたことはありません。
でももしやってみたらどんなだろう?ってとても興味をもちました。なんだかこれってお遍路さんと似てません?
投稿: ゆみりんこ | 2005年9月26日 (月) 23:52
ゆみりんこさん☆わたしもお遍路さんに憧れてます。
いつかは行きたいお遍路さん。
比叡山の「千日回峰行」とか、「五体投地」で歩み続けるチベット仏教の巡礼とか、そういうものになぜか憧れてしまうんです。
身体を酷使することによる、精神の解放というのがあるのではないかと思えてしょうがないんです。
投稿: Roko | 2005年9月27日 (火) 00:12