『破壊から始めよう』 中谷彰宏、橋本真也
子供は破壊する。大人は破壊しない。それは成長ではなく成長が止まったことを意味する。(本文より抜粋)
大人になると、子供の頃のようにワクワクすることが少ない。
ワクワクしない自分に疑問を感じないのはなぜだろう。
大人なんてそんなものって思ってるから?
そうじゃないはず、大人だってワクワクしたい。
格闘技好きということは、ワクワクを愛しているってことかも。自分にはできない凄いことをやっている人を見てワクワク、ドキドキするのってウルトラマンや仮面ライダーが好きなのと通じるし、ビルをバリバリ壊していくゴジラに魅力を感じるのとも同じなのだと思う。
そういう人に「子供っぽい」といってしまう人って、じゃぁ、何にドキドキしてるんだろう?
安定した日々を求める人が多いけど、それだけじゃ退屈じゃない?たまには何かを壊してみるのもいいんじゃない?自分がはまっている型をたまには破ってみるといい。今まで自分がいかに新しいことを拒否していたのかが分かるから。
ウエイトトレーニングは筋肉の破壊である。破壊することによって鍛えられる。
破壊して、それが再生するところから新しい筋肉が生まれる。
それと同じように、今までの発想を破壊すれば、新しい発想が生まれるはずだ。
今までの生活を破壊すれば、新しい生活が生まれるはずだ。
「破壊王」橋本真也のプロレスは、いつも真っ向勝負でした。何をしでかすか分からないところが魅力でした。相手選手を破壊し、自分自身も破壊し、いつも少年のような目をして戦っていました。そんな橋本選手の死は余りにも突然でした。
わたしは特別にファンだったわけではないけれど、あなたがいなくなって悲しいなと思います。こんな気持ちはブロディと、馬場さんの時以来です。合掌。
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