ブログ内検索


  • ダメでもいいからやれ。
    体験もしないでお前ら、
    すぐに「ダメだ」って言うのは、
    学校で聞いただけの話だろう。
    やってみもせんで何を言っとるか
    (by 本田宗一郎)

読書Love!

  • 本が好き!
  • NetGalleyJP
    プロフェッショナルな読者
    グッドレビュアー 100作品のレビュー 80%

« 『壊れたおねえさんは、好きですか?』 中村うさぎ | トップページ | 『ないもの、あります』 クラフト・エヴィング商會 »

『あなたを変える「稼ぎ力」養成講座 決算書読みこなし編』 渋井真帆

 先日のセミナーで渋井さんのパワーをひしひしと感じてしまったのです。この本を読みながらも渋井さんの声が聞こえてくるような気がしてしょうがないのです。

 日本って教育熱心な国民性だっていうけど、ことお金のことに関しては全く教えてもらえずに大きくなり、歳取ってしまうんですよね。生きていくって事自体が経済活動なのに、経済についての知識ってほとんど持っていないことに愕然とする今日この頃です。

 日本経済は戦後ずっと右肩上がりでした。それが当たり前だと思っているうちに、デフレの時代が来てしまったんです。もちろん、実際には突然なわけではありません。なるべくしてなったデフレなんですけど、そうなって欲しくないという気持ちを持っている人ばかりなので、デフレに対する準備が遅れてしまったというのが現状なのではないでしょうか。

 デフレの時代は、お金の価値が上がって物の価値が下がります。借金はお金。デフレ時代に借金が残ったら、その重みはどんどん増していきます。(本文より抜粋)

 たったこれだけのことなんだけど、知っているのと知らないのとではもの凄い差ですよね。でも知らない人の方が多いんだろうなぁ。

 大人になると、勉強っていうのは自分からやろうと思わなかったら、全然しなくて済んじゃいます。「そんなことないよ、いろいろやらされてるよ」って思ってるでしょ。そうじゃないんだなぁ。やらされている勉強っていうのは所詮それだけのもの。自分からやろうと思わなかったら身に付かないもの。

 どんなことでもそうなんだけど、何かを始めるのに遅すぎるってことはないんですよね。勉強しようって思うことが大事なんだって思います。

 「だって、分かんないもの」ではなく「なんでそうなるの?」という疑問を持ち続けることが大事なんだよなぁと思わせてくれる一冊でした。

« 『壊れたおねえさんは、好きですか?』 中村うさぎ | トップページ | 『ないもの、あります』 クラフト・エヴィング商會 »

ビジネス・経済」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« 『壊れたおねえさんは、好きですか?』 中村うさぎ | トップページ | 『ないもの、あります』 クラフト・エヴィング商會 »