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『ベストセラーだけが本である』 永江朗

ベストセラーだけが本である

 

 

永江 朗
筑摩書房

 

 

 何冊以上売れればベストセラーというのかは知らないけれど、とにかく沢山売れた本ということですよね。
 どんなにいい内容であっても、売れなければその内容を伝えることができないわけです。

 じゃぁ、どういう本が売れるのか?と考えると、やっぱり売るための手段ってのはあるんですよね。

 かつての角川映画では、映画とタイアップして大宣伝を打って本も売るという手法を打ち出して大成功しました。

 その後はTVとタイアップっていうのもかなりあるけれど、映画の方が影響力は大きいのかなぁ。

 電車男や鬼嫁日記のようにネットから発生するものがいろいろ出て来てますけど、不特定多数の人が介在するネットからマスメディアに持っていく場合、マイアヒー騒ぎのようなことがまた起きるのかもしれません。

 活字離れと言われて久しいですけど、そんな今でも本をある程度以上読む人ってのは、ベストセラーとは違う世界を支持していることが多いですよね。とすると、ベストセラーを支えているのは、その場限りのはやり物好きな人ってことでしょうか。

 表紙のデザインとか、本の大きさ、そして飾り方、ポップの付け方、いろんな工夫を出版社や書店で行っています。それだって、書店に並んでナンボの世界です。

 

 売れないと言われながらも、新しい本はどんどん出版されています。書店の店頭に並ぶのは、その本の一部でしかありません。それだって、次の月になったらほとんどが消えてしまって、入手するには大型書店か、ネット書店か、古書店というパターンになってしまってます。

 そこまでの熱意を持って本を探す人ってどれだけいるの?と考えると、一般の人にとって本というのはやっぱりベストセラーだけってことなのかなぁ?と思えてくるのです。

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本・書店・読書・出版社」カテゴリの記事

コメント

ハイ!読みました。
そして記事にしました。1年ほど前。
ちょっと探してTBしますのでしばしお時間を.....
明日、いやあさって。
重い時間帯でうまく閲覧できないのであります。

takam16さん☆コメントありがとうございます。
町の本屋さんは雑誌やさんと化し、古本チェーン店の方がよっぽど本屋らしかっりする今日この頃。
そんな危機感がこの本を書かせたのかもなんて思ってしまいます。

おお、「ついてる」「ついてる」
と、こちらのブログのタイトルにあわせるかのようにTBがちゃんとできているか確認にやってまいりました。
TBはどこもそうなのかもしれないのですが、それが認識されるのに時間がかかるのですね。
時間帯の影響か...
しかし、「ついてる」(←くどい)

takam16さん☆トラバありがとさんです。
夜はアクセスに時間がかかるサイトって結構ありますよね。
とはいえ、早朝から確認ごくろうさんです。(^^)v

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