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『日本人のひるめし』 酒井伸雄

日本人のひるめし (中公新書)
酒井 伸雄
中央公論新社

 日本人の昼ごはんにかける時間って、世界一短いんじゃないかな?外国へ行くたびにそう思う。比較的早食いのアメリカ人だって、割とのんびり食べてるし、イタリア人はドルチェ(デザート)までキッチリ食べるし、スペインあたりじゃ「お昼ごはん+シエスタ(お昼寝)」だもんねぇ。

 今では昼ご飯を食べるって事は普通のことだけど、こういう習慣ができたのは江戸時代以降だっていうんだから、割と新しい習慣ってことなんですね。

 小学校の給食って第二次世界大戦後に全国に広まっていったんですけど、わたしの頃は殆どがパンで、たまーに「ソフト麺」でしたね。あの頃の一番人気は「揚げパン」でした。お砂糖がちょっとかかっていておいしかったなぁ。この日は絶対にパンが残らなかったんですよね。

 わたし達の時代のパン給食って、その後の食事の洋食化にかなり影響があったみたいですね。援助物資の名の下に、小麦を大量に消費させようという戦略があったのかもしれません。最近は「お箸でごはん」の給食が増えてるんですってね、栄養バランスなどを考えると、こっちの方がいいなぁ。

 電車で長旅をするときに食べる駅弁っていうのも、お楽しみの一つですよね。

 「釜飯の釜を作って、駅弁屋さんに釜飯を売ることを薦めたら、釜は大量に売れるだろう」と思いつき、早速に試作品を作って取引先のある軽井沢に向かったが、用事があって二つ手前の横川に下車した。そこで偶然に試作品を見せたところ、たちまちに商談が成立、近くの軽井沢には売らない契約で横川に一手に納入されるようになった。(本文より抜粋)

 当時の横川駅は碓氷峠を越すために乗り換えをする中継点だったんです。だから駅弁を買う人も多くて、おぎのやさんでは変わった駅弁を作ろうとアイデアを探していたところだったのでしょうね。そして、あのベストセラー「横川の釜飯」が生まれたんですね。

 スピーディーな昼ごはんを好む日本人にとって、うどん・蕎麦、ラーメン、カレーライスってのは必需品!特にカレーライスってどこにでもあるって感じがしませんか?インドカレー、欧風カレー、お母さんのカレー、蕎麦屋のカレー、洋食屋のカレー、こんなにあるのは何故なんでしょう?

 甘いカレーから100倍辛いカレーまでいろんなのがあるし、安いのから高いのまであるし、カレーはもはや日本食なのかも?なんて思えてきます。

 お昼にお弁当、このごろはお弁当やさんやコンビニの方が主流になっちゃいましたね。都心では、お昼だけ車でやって来るお弁当やさんもあちらこちらにいて、お弁当戦争はアツイです。(ちなみに、わたしは最近 アジアンランチ にハマッテます。)

 日本人のひるめしは、これからどう変わっていくのでしょうか?

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コメント

なんといっても昼は一番量を食べます。早いと11時半ぐらい。遅いときは15時半をまわることもあります。
時間はまちまちですが、一貫しているのはお弁当を作って持っていっていること。
外へ食べにいくお金を節約しているためです。
でも実はデパ地下のお弁当も大好き。最近はランチタイムも長くなっているようです。
そんなわけで、わたしにとっての優雅なランチタイムはお休みの日。
あさってのお休みには何を食べようか、と今日から考えています。

ゆみりんこさん☆あさっては何食べますか?
お金はかかりますけど、わたしは外食派です。
だってお昼くらい事務所から外に行きたいんだモン!

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