『心のなかの幸福のバケツ』 トム・ラス、ドナルド・O.クリフトン
あなたの心がバケツだと思ってみてください。そのバケツには水が沢山入っています。イヤなことがあったりすると、その水が少なくなってしまいます。逆に良いことがあると水がどんどん増えてくるんです。
誰かを誉めてあげたり、親切にしてあげたりすると、相手のバケツに水を増やしてあげることができます。
ストレスって見えないものだから気づかずにいるけれど、実は凶悪なんですよ。イヤなことが重なると気分が悪くなるし、血圧も上がるし、我慢しているとシワが増えるし、やる気もなくなるし、結局寿命が縮まるし、いいことなんてありません。
なのにストレスをもらっちゃったり、あげちゃったりばっかりしてませんか?どうせなら、幸せをあげたりもらったりした方がいいのに!
誰かを誉めると幸せにしてあげられると思って、誉めているつもりで逆効果になってしまうことっていうのもあります。相手が本当に評価されたいと思っている点を正しい表現で誉めないといけないって、案外気づかずにいるものです。
著者はこの本を通して、みんなの心の中の幸福のバケツに水を溢れさせようって呼びかけているんです。
幸福のバケツの水をいつもいっぱいにしておくための5か条
・バケツの水をくみ出すのをやめる
・人のよいところに注目する
・親友をつくる
・思いがけない贈り物をする
・相手の身になる
「自分がして欲しいことを人にもしてあげなさい」と良く言われるけれど、それではダメなんですね。「相手がして欲しいと思っていることをしてあげる」のでないと、本当に喜んでもらうことはできないって忘れがちなことです。
そうしてあげるためには「相手の身になること」「相手のよいところに注目すること」これが基本なのでしょう。
そして、ほんの小さな事(物)でいいから、思いがけないプレゼントをするっていいことですね。旅先からのハガキ一枚、疲れたときのコーヒー一杯、優しいことば、心からの微笑み。そんなプレゼントをもらうと、心が満たされます。
いつも、そんな気持ちを忘れない自分でありたいと思うのです。
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個人的に
>・人のよいところに注目する
>・思いがけない贈り物をする
は特に大切にしたいと思いました。
>いつも、そんな気持ちを忘れない自分でありたいと思うのです。
そうですね、私もそうありたいです。
投稿: lifetrackback | 2005年11月18日 (金) 00:43
lifetrackbackさん☆コメントありがとうございます。
人のよいところに注目するって、優しい気持ちが必要なのかな?
そして、自分にゆとりがないとイカンなぁと思います。
投稿: Roko | 2005年11月18日 (金) 00:54
自分にゆとり・・・。ないなぁ。
あ、でも先月、友達のメルアドから推測した誕生日が当たりで、私が送ったバースデイメールをとても喜んでくれました。
メルアドの数字って結構誕生日にしている人がいるようですね。
こんな些細なことでも友達が喜んでくれて、一日いい気持ですごせたようでよかったです。
投稿: ゆみりんこ | 2005年11月19日 (土) 00:15
ゆみりんこさん☆ゆとりないんですかぁ?
バースディメールっていいなぁ。
そういうちょっとした気遣いっていいな~!
投稿: Roko | 2005年11月19日 (土) 00:38