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『黒笑小説』 東野圭吾

黒笑小説
黒笑小説
posted with amazlet at 05.11.26
東野 圭吾
集英社

 13編の短篇が納められているのですが、どの話にも黒い笑いがツマってて大好きだなぁ〜こういうの。

 出版社の文学賞がらみの話が4編あるのですが、どれも実話なんじゃないかと思えるような雰囲気ですねぇ。そうそう、この本の表紙は文学賞の発表を待っている作家と担当の編集者たちという感じですよね。この写真だけでも笑えちゃう。

 一番好きなのは「巨乳妄想症候群」かな?こんな症状になっちゃったら、けっこう幸せなのかなぁ?と思える部分もあるし、このドタバタぶりは筒井康隆を彷彿とさせてていいですねぇ。

 「シンデレラ白夜行」は、シンデレラさんって本当はこんな人だったんですよ~っていう話なんですけど、ウーン、かなりブラックで、かなり好きです。

 ブラックな笑いが好きな方は、ぜひお読み下さい。

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日本の作家 た行」カテゴリの記事

コメント

どうも、先ほどはTBをありがとうございました。(^^)
「怪笑」&「毒笑」+「超・殺人事件」という感じの短編集でしたね。とりわけ、文学賞がらみの作品は、「……ノンフィクション?」なんて印象さえ受けてしまいました。
次にこの系統の短編集が出たなら、「○笑」になるのか、ちょっと気になります。

Nakatzさん☆コメント&トラバありがとうございます。
文学賞がらみはノンフィクションっぽい(?)ですねぇ。
次は「超黒笑」とか?(^^ゞ

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