『PLUTO 2 【豪華版】』 浦沢直樹
この間読んだ PLUTO(1) は図書館で借りたんですけど、余りにも面白かったので買ってしまいました。1巻~3巻まで、それも、豪華版!大人買いだぞ~!
2巻目からはアトムが登場し、3巻目からはウランも登場です!
PLUTO の元となっている手塚治虫の「地上最大のロボット」が書かれたのは60年代、アメリカでは公民権運動が盛んだった頃です。子どもの頃にはそんなこととは思いもせずに読んでいましたが、このPLUTOを読むと、その辺のことがよく分かってきました。
ロボットが社会に増え、彼らにも人間と同じ権利を与えようじゃないかという人達と、それを阻止しようとする人達の対立が描かれているのですが、これって60年代のアメリカの白人と黒人の対立ソックリ!手塚さんはそういうことを言いたかったんだと、ウン十年の時を経て納得したのです。
アトムがあったからこそ、日本のロボット技術は進んでいるのだと言われていますが、やっぱり、そうだろうな?少なくともわたしは「アトムの子」であると思っています。
♪どんなに大人になっても、ぼくらはアトムの子どもさ♪
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