『「本」に恋して』 松田哲夫、内澤旬子
本が好きで好きで、大好きで編集者になった松田さん。ところで、本ってどうやって作ってるの?ということでこの本ができました。
本を作るには、ビックリするほど沢山の行程があるんですね!
まずは材料です。紙とインクだけでも星の数ほど種類があります。表紙にする厚い紙、本文用の薄い紙、いろんな材質があって、厚みがあって、色もさまざまです。紙質によって、作る会社も違うんですね。そんなこと、考えたこともなかったなぁ!
インクも、1つの会社がすべての色を作っている訳じゃないんですね。赤専門の工場があったり、新聞用の黒を中心に作っている工場があったり、インクを作るのって、そんなに手順がたくさんあるんだ!とビックリ!
紙に文字を印刷して、次は製本ですが、製本にも細かい手順がいろいろあって、こんなに手間をかけてるなら、本の値段って安いなぁって思えてきます。
ここまで専門的でなくても、工場見学っていいなぁって思えてきました。
本が売れないとお悩みの出版社さん!本を作る課程を廻るツアーなんてのを企画したら受けると思うんですけど、いかがでしょうか?
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