『強運の持ち主』 瀬尾まいこ
主人公のルイーズさんは占い師です。最初はバイト感覚で始めたのだけど、やり始めたら結構性に合ってたみたいで、けっこう楽しみながらやってます。
ルイーズさんは占いってものの立場をよく分かってます。みんな「どっちにしたらいいですか?」って聞きに来るけど、それは決して「答を教えて」と言ってるわけじゃないということ。AとBという方法があったとして、自分はAにしようと思っているのだけど、「それでいいですよね?」と念を押しに来ているだけの人が多いということ。
もう結論は出ているけど、最後の一押しをして欲しいと思って占い師の所へ来る人が多いって、何だか分かる気がするなぁ。誰かに反対されたらどうしよう?わたしはコレで行きたいのよ!って思っては見ても、やっぱり心細いところがあるのよ、だからわたしを応援して!ってことなんだろうなぁ。
占い師の所へ行くっていうのは、実はコーチングを受けに行くのと同じなのかもしれないなぁ。答えを教えてもらう為ではなく、自分の頭の中を整理する為に出かけるとことなのなんだろうなぁ。
瀬尾さんの世界って、ちょっとずれていて、ホンワカしていて、「そういうのってあるねぇ」って言いたくなる感じですね。この本もそうでした。ちょっと心が疲れたときに、瀬尾さんの世界に浸ると、心がやんわりしてくるような気がします。
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強運の持ち主
瀬尾 まいこ
OLが性に合わなかったので占い師になったルイーズ吉田。今日もショッピングセンター二階の4畳のスペースで20分3000円で占うのだ。
ずいぶん久しぶりの瀬尾さんです。ワクワクしながら読みました。
主人公の吉田幸子は短大卒業後勤めた会社で上司との折り合いが悪く半年でやめた。とりあえずの収入のために見つけたバイトが「占い師」。ルイーズ吉田として占いを始める。最初は本を見て判断していたのだが、だんだん面倒になり直感で占いをするようになったら、当たる... [続きを読む]
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通彦に初めて会って占ったとき、彼が強運の持ち主であることはすぐにわかった。でも、ここ...... [続きを読む]
» 強運の持ち主 瀬尾まいこ 文藝春秋社 [おいしい本箱Diary]
瀬尾さんの本がとても久しぶりのような気がする・・。
彼女の一連の作品は、今の女性作家のほのぼの系の先鞭を
つけたんじゃないか、と思ってます。女性ならではの日常的な
感覚を大切にしながら、その時の気持ちの流れを素直に追う
小説。西加奈子さんや飛鳥井千砂さんは、瀬尾さんの成功が
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» 「強運の持ち主」 瀬尾まいこ [日々の書付]
10年ほど前、JR神田駅前に占い師がいる喫茶店があった。
その喫茶店ではコーヒーを飲みながら占いをしてもらえるスペースがあり、神田で勤めていたときは、たまに占ってもらったり相談に乗ってもらったりしたものだ。
「強運の持ち主」の主人公、
ルイーズ吉田の職業は占い師。
彼女はいいかげんな占いだけど、よく当たると評判の占い師だ。
営業時代につちかった記憶力と直感をたよりに相談者の悩みを聞き、適当なアドバイスを送ると客は満足して帰ってゆく。
ヘタに占うより直感で占ったほうがうまくいくのだ。
... [続きを読む]




Rokoさん、こんばんは。
瀬尾さんの作り出す世界、素敵ですよね。
読んでいないページが少なくなっていくのが悲しかったです。
投稿: なな | 2006年6月 7日 (水) 23:09
ななさん☆コメント&トラバありがとうございます。
鍋物にマカロニは凄いなぁ!
なんて思いながらも、ご飯を作ってもらえるって羨ましかったりして。(^^ゞ
なんだか心がホンワカしますね。
投稿: Roko | 2006年6月 7日 (水) 23:54
TBとコメントありがとうございます!
瀬尾さんの「人間ってなんでもありなんだよね」っていう感じの懐の深さが大好きです。
違うものを排除しない。それが読んでてほっとするところなのかなあ、って思います。この世の中に居場所があるって、いいですね。
投稿: ERI | 2006年6月13日 (火) 23:31
ERIさん☆そうですよね
>違うものを排除しない
それって本当に大事なことです。
いつも瀬尾さんの文章にホッとさせてもらっています。(*^_^*)
投稿: Roko | 2006年6月14日 (水) 08:29
こんばんは。
私は何かを決める、選ぶことがどんどん苦手になって来ているように思います。
占いを
>答えを教えてもらう為ではなく、自分の頭の中を>整理する為に出かけるとことなのなんだろうな
>ぁ。
というのに何だかとても納得しました。
ああ、欠けているものが見えて来たような・・・。
(^-^;)
ルイーズと通彦さんの関係が、とても印象的です。
待っていた甲斐がありました。
投稿: ☆すぅ☆ | 2006年7月11日 (火) 01:22
すぅさん☆こんにちは
>ルイーズと通彦さんの関係が、とても印象的です。
そうそう、どっちもマイペースで面白い関係ですよね。
どっちにしていいのか分からないことにぶつかってしまって、占いに頼りたくなることって確かにありますよね。
投稿: Roko | 2006年7月11日 (火) 12:54
Rokoさん、こんばんは。
瀬尾さんの世界、ホンワカしていてあったかくていい雰囲気ですね。
占いはコーチング、に同意見です。
お客さんは最後の一押しや応援して欲しいというスタンスで来ているのがわかっているから、
ルイーズは人気があるのでしょう。
投稿: 藍色 | 2006年9月17日 (日) 01:43
藍色さん☆トラバ&コメントありがとうございます
ルイーズさんみたいな占い師さんがいたら、わたしも見てもらいたいなぁって思います。
瀬尾さんの本もルイーズさんの占いと通じる「暖かい雰囲気」が魅力ですよね。
投稿: Roko | 2006年9月17日 (日) 10:01