映画 「プルートで朝食を」
アイルランドの問題、トランス・セクシャルな主人公、2つの映画に共通するところは多いけど、この映画の方が明るくって、楽しかったなぁ!
アイルランドって、イギリスのすぐ隣の国なんだけど、まるで違う国なのよね。イギリスとの関係も微妙だし。
映画に登場する人達は、ほとんどがアイリッシュ。無骨で真面目で、力強い。主人公のキトゥンは、身体は男だけど、心は女。田舎の高校の中では浮きまくっている。
体育より家庭科の授業を受けたいと先生にお願いして、自分の服を一生懸命作っちゃうし!学校の制服に刺繍やスパンコールを付けて思いっきりオシャレにしちゃうところなんて、ものすごくキュート!
ロンドンでのシーンで、ブライアン・フェリーが登場したのにはビックリ!彼が演じるのは悪~い人、けっこう似合ってたかも?
物語の中で、何度も登場する二羽のコマドリ(robin)がとっても可愛いの!それに合わせて流れる Fly robin fly ♪ もよかったなぁ!映画の中で使われている音楽は 50's~70'sのもので、わたしの知っている曲ばかり!
政治的に難しい地域に住み、ゲイと言うことで周りの人から変な目で見られ、でもキトゥンはいつも前向きで、きっと明日はいいことがあると信じて生きているんです。だからかなりヤバイ暮らしに足を突っ込むようになっても、誰かに必ず手を差し伸べてもらえる、強運を持っているんでしょうね。
わたしの大好きな映画が、また一つ増えました。(*^_^*)
製作年 2005年
製作国 アイルランド イギリス
原題 BREAKFAST ON PLUTO
時間 127分
監督 ニール・ジョーダン
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コメント
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ども!
僕も「クライング・ゲーム」好きです。あと「モナリザ」も。なんか独特の雰囲気がありますよねこの監督の作品。
で、なんですか?、ブライアン・フェリー出演してるんですか?実はワタクシ、ソロとRoxyの全アルバム持ってます(笑)。レコードですが...
投稿: RS | 2006年7月 6日 (木) 23:49
RSさん☆ブライアン・フェリーのファンだったんですか?
登場するのはホントに短いシーンなんですけど、怖~いおじさんを演じてます。
IRAも怖いけど、こういうおじさんの方がもっと怖いなぁなんて思っちゃいました。
投稿: Roko | 2006年7月 7日 (金) 00:22
おはようございます。
こまどりですか、二羽で始まり、終わる。
警察の拷問を受けながら、あとでは警察官も同情させてしまう。このシーン、主人公のもつ不思議さを感じました。音楽は詳しくないのですが、良かった。
投稿: モンガ | 2006年10月14日 (土) 08:10
モンガさん☆おはようございます。
警官までファンにさせてしまうキトゥンって、ほんとにキュートでしたね。(#^.^#)
キトゥン=子猫ちゃん ってニックネームがピッタリでした。
投稿: Roko | 2006年10月14日 (土) 10:30