『人間の土地』 サン・テグジュペリ
この本の表紙に描かれているような飛行機だったんですもの。サン・テグジュペリが郵便飛行機のパイロットだった頃、飛行機に乗るということは常に命がけだったんですよね。もちろん今だって絶対に安全ということはないけれど、その危険度は比較になりません。
空を飛ぶということは別の世界への始まり。何度飛んだことがある航路であっても天候の状態は毎回違っているから、同じ旅はあり得ない。不時着することもあれば、天候が悪くてずっと足止めを食うこともある。何が起きるか分からないからこそパイロットは辞められないって感じだったのかなぁ?
空を飛びながら、彼は何を考えていたのでしょう?
不時着して砂漠を彷徨いながら、何を求めていたのでしょう?
そこで出会ったのが星の王子さまだったのかしら?
伊坂幸太郎さんの 砂漠 で登場したこの本、どうも気になって読んでみました。
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