『柳原良平の装丁』
柳原さんのイラストといえば、やっぱり アンクル・トリス ですね。お酒を飲むと顔の下の方から赤くなっていくCMは、とっても印象的でした。当時はモノクロTVだったのに、赤い顔だって記憶があるのが不思議です。
本の装丁もたくさんやってらっしゃるんですねぇ。山口瞳さんの「江分利満氏の優雅な生活」や「男性自身」シリーズの表紙はやっぱりいいですね。ちょっと困った顔がいい感じです。「おじさんの可愛らしさ」を感じることが出来ていいなぁって思います。
柳原さんは船が大好きなんだそうです。だから船の本も何冊も出してらっしゃるんですね。人間は物凄くデフォルメして描くのに、船はとっても精巧に描かれていて、船に対する愛情の深さを感じてしまいます。(#^.^#)
柳原さんの船の模型のコレクションを写した写真がこの本に載っていたのですが、その数の多さにビックリ!そして、真中に写っているのは、あの「ばいかる丸」でした。
見た人の心をホノボノした気持にさせてくれるトリスおじさんが、いつまでも活躍してくれることを祈っています。
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