『カフェの扉を開ける100の理由』 川口葉子
コーヒーの香りに思わず吸い込まれてしまうことがある。それは買い物に行ってちょっと疲れた時。それは仕事で疲れた頭をクールダウンしたい時。それは息が白くなるような寒い朝。それはごく普通の昼下がり。
旅に出る目的として、名所旧跡を訪ねるとか、山や海といった自然に触れに行くというのは誰しもが考えることだけど、それ以外の目的があったっていいでしょ。ただ町の中を歩くのもいいし、普通の人が買い物をしている市場や公園を訪れるのもいいし。
ステキなカフェを訪ねる旅なんていいなぁ!想像しただけでも嬉しくなっちゃう。
電車やバスを乗り継いで、お気に入りのカフェの扉を開ける瞬間ってドキドキしちゃうだろうなぁ!
この本には、そんな気持ちを増幅させてくれるカフェが何軒も紹介されています。そのほとんどが始めて知ったお店ばかりだけど、どのお店も独特な感じがあって、いつか行ってみたいなぁと夢が膨らみます。
コーヒーって味も大事だけど、香りも大事!良い香りに包まれながら読む本はより面白くなるし、眺める景色はより素敵に見えてしまうような気がします。それは心がゆったりするからでしょうか?それともコーヒーの魔法がそうさせるのでしょうか?
わざわざ遠くへ行かなくても、ふと見かけたカフェでまったりした時間を過ごせたら、それはとても幸せな時間です。カフェの扉を開ける理由なんて、なくても構わないんですものね。
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