『それからはスープのことばかり考えて暮らした』 吉田篤弘
主人公のオーリィさんは古い日本映画が大好きで、良く名画座へ出かけます。彼が追いかけているのはスターじゃなくて、ホンの脇役で登場する女優さん。彼女が数秒から長くとも数分登場する瞬間を待っているのです。
そしてもう一つ、オーリィさんが気にしているのは、商店街にあるサンドイッチ屋さん。お店の名前は「3」といいます。
オーリィさんが住んでいるアパートの大屋のオーヤさん。サンドイッチ屋の安藤さん。安藤さんの息子のリツ君。映画館で知り合ったあおいさん。この本に登場する人達はみんな優しい人ばかりです。
この本を読んでいるうちに、おいしいサンドイッチと、おいしいスープを持って公園でお昼を食べたいなぁ!なんて気持になってしまいました。オーリィ君のように映画館へ行くのもいいなぁ!
映画がそっちのけになってしまう程おいしいサンドイッチって、どんな味なんだろう?あおいさんが作ったスープってどんな感じなんだろう?なんて、いろんなことを想像しながら本を読むものだから、お腹が空いてしょうがない!
この本の作者の吉田さんは、クラフト・エヴィング商會としても活躍されているんですね。流れている空気感がなんとなく似てるなぁと思ったんですよ。「ないもの、あります」をまた読みたくなりました。
☆☆☆☆☆☆(絶対オススメ!)
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» それからはスープのことばかり考えて暮らした [吉田篤弘] [+ ChiekoaLibrary +]
それからはスープのことばかり考えて暮らした吉田 篤弘 暮しの手帖社 2006-08
郊外の小さな街のアパートに引っ越してきた失業中の大里。街で人気のサンドイッチ屋の店主とその息子、アパートの大家さん、行きつけの映画館の係員やそこでよく会うおばあさん…彼と彼が出会った人々が紡ぐ、あたたかい日々の物語。
ほうぼうでタイトルを見かけて気になっていたので、図書館で借りてきました、が、読み終わって今、買ってもいい!これは買い!という気持ちですごくいます。大好きです。
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» 「それからはスープのことばかり考えて暮らした」吉田篤弘 [ナナメモ]
それからはスープのことばかり考えて暮らした
吉田 篤弘
昔の映画ばかり上映するよく行く映画館がある街から電車に乗って1駅。そんな所に住み始めた主人公のオーリィさん。よく見かける「3」と書いてある紙袋。それは近所にあるサンドイッチ屋さんの包みだった。
主人公のオーリィさん、大家のオーヤさん、サンドイッチ屋「トロワ」の店主安藤さんと息子のリツ君。緑の帽子をかぶっているあおいさん。オーリィさんの住む部屋からは隣の教会の十字架が見えて、「トロワ」の紙袋には「3」と書いてあるだけ。古い映画館... [続きを読む]
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それからはスープのことばかり考えて暮らした吉田 篤弘 (2006/08)暮しの手帖社この商品の詳細を見る
引っ越してきたばかりの大里(オーリィ)は、3と印刷された袋を抱える人が多いことを不思議に思う。
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それからはスープのことばかり考えて暮らした吉田 篤弘 暮しの手帖社 2006-08売り上げランキング : 52769おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools
≪内容≫
どんなときでも同じようにおいしかった。
だから、何よりレシピに忠実につくることが大切なんです…。
あ....... [続きを読む]
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私は吉田さん初読みで、クラフト・エヴィング商會ってのも知らなかったです…迂闊でした!これからチェックしまくりたいと思います♪とってもよかったです!
投稿: chiekoa | 2006年11月15日 (水) 18:12
chiekoaさん☆こんばんは
クラフト・エヴィング商會は本の装幀もやっていているんですよ。
是非チェックしてくださいね。
投稿: Roko | 2006年11月15日 (水) 21:38
Rokoさん、こんばんは。
すごくステキな空気が流れている本でしたよね。
忙しいときにパラパラめくってホッとできる。
そんな本でした。
投稿: なな | 2006年11月15日 (水) 22:57
ななさん☆ご紹介ありがとうございました。
こういうマッタリした時間をわたしも過ごしたいなぁって思いました。
それにしても、お腹が空く本でしたねぇ!(#^.^#)
投稿: Roko | 2006年11月16日 (木) 21:21
こんばんは★
とても素敵な時間を感じさせてくれる作品でしたね。
何気ない日常を大切に暮らすことこそが、幸せなのだなぁと気づかされた作品でした。
それにしても、サンドイッチとスープのおいしそうなことといったら!!
またおなかが空いてきました…(^-^;
投稿: Rutile | 2007年3月24日 (土) 23:27
Rutileさん☆おはようございます
ステキだけど、お腹が空いちゃう本でしたね。(*^_^*)
トロアのパンが食べてみたいです。
投稿: Roko | 2007年3月25日 (日) 09:57
最近購入した本や、図書館で借りた本の装丁が
クラフト・エヴィング商會でした~
で、巻末の本紹介に「ないもの、あります」があって
すごく読みたい!と思っているところです。
吉田さんの本ももっと読んでみたいと思う、穏やかな空気があふれている内容でしたね。
そして、美味しいサンドイッチと、スープを味わってみたくてしかたありません♪
投稿: エビノート | 2007年5月 5日 (土) 00:28
エビノートさん☆おはようございます
お腹が空く本でしたね!(#^.^#)
クラフト・エヴィング商會は要チェックですよ~!
投稿: Roko | 2007年5月 5日 (土) 09:38
心がこもったものってとても大切に思えますね。
食べ物にも風景にもあたたかな心のこもった一冊でした。
TBを送ったのですけれど反映されないようなので
記事のURLを入れておきますね。
投稿: ふらっと | 2007年5月26日 (土) 13:53
ふらっとさん☆こんにちは
>心のこもった一冊でした。
ホントにそうですねぇ!
日常を丁寧に生きることって大事ですよね。
投稿: Roko | 2007年5月26日 (土) 14:01
うきょー!!
Rokoさんも、この本読んでましたか♪
あたしは、吉田篤弘ワールド大好きなんです。
図書館に行くときは、
いつも最初に「よ」(50音順)のコーナーに行きます
( ̄▽ ̄)σ
これも、トラバしまーす★
投稿: つたまる | 2007年11月 4日 (日) 17:18
つたまるさん☆そうなんですか?
わたしは、吉田さんというか、クラフトエヴィング商會が大好きなんです。
この本の中で作られるスープが、どんな味なのか気になってしょうがありません。(#^.^#)
投稿: Roko | 2007年11月 4日 (日) 19:53
Rokoさんへ
巻末に書かれた「名なしのスープのつくりかた」ではまずはじめに「期待をしないこと」って書いてあるのがいいですね。肩ひじをはらずにゆっくりとスープづくりを楽しむ。こんな時間がほしいです。それにしても、月舟町に住んでみたいです。
投稿: 日月 | 2010年2月 7日 (日) 23:00
日月さん☆こんばんは
無心に作る料理こそがご馳走なのかもしれません。
コトコト煮込んだ熱いスープは、寒い冬には何よりのごちそうですものね。(^o^)/
投稿: Roko(日月さんへ) | 2010年2月 7日 (日) 23:13
Rokoさん こんにちは
随分昔の記事に 笑 失礼します!
なんとも空気感の良い小説でした。
吉田さん、もう一冊積本がありますので、
そちらも楽しみです!
投稿: yori | 2011年11月 8日 (火) 12:36
yoriさん☆こんばんは
ゆったりした気持ちになれる本ってなかなかないですもの、
この雰囲気いいですよねぇ!
もう一冊も楽しんでくださいね。
投稿: Roko(yoriさんへ) | 2011年11月 8日 (火) 19:08