『Sweet Blue Age』
日向 蓬 森見 登美彦 三羽 省吾
角川書店
あの八月の、(角田光代)
学生時代、サークルの仲間で撮った映画を見直してみようということになった。 10年以上経った今振り返ると、あの頃は恋愛のことばっかりだったような気がする。
クジラの彼(有川浩)
合コンで知り合った彼は自衛官で潜水艦に乗っている。潜水艦の航海スケジュールは防衛機密なので、次はいつ会えるのかさえ分からない。
涙の匂い(日向蓬)
お父さんの転勤で東北の田舎町に引っ越してきた一家四人。慣れない言葉、なれない暮らし、新しい環境に妹はすぐに慣れたけど、姉の理恵子はとけ込めずにいる。
ニート・ニート・ニート(三羽省吾)
タカシは引越の準備をしていた。会社を辞めたので寮を出なければいけない。そんなところにレンチが現れて、「北海道へ行こう」という。
ホテルジューシー(坂木司)
ヒロは夏休みのバイトとして、沖縄のホテルで働くことにした。
辻斬りのように(桜庭一樹)
優奈は地元の小学校教師として働いている。25歳になって、何かが変わったような気がした。そうだ、遊ばなくっちゃと強く思うようになった。
夜は短し歩けよ乙女(森見登美彦)
先輩の結婚式に出席した彼女は、二次会へは行かずに夜の街へと歩みを進めたのです。
三羽さんの「ニート・ニート・ニート」のレンチがいいですねぇ!何にも考えないでテキトーに生きている内に、いろんなものから逃げなければならなくなったんだけど、一人で逃げるのは嫌だから友達を道連れにしちゃう!それも納得ずくじゃなくて、ほとんど拉致!
「ホテルジューシー」の沖縄のホテルに登場する人達、みんなノホホンとしていていいなぁ!せっかくリゾートしにいってるんだから、そこで働いている人がアクセクしてたらいかんでしょ!総てがノンビリしているからこそリラックスできるんだろうなぁ!
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» Sweet Blue Age [苗坊の読書日記]
Sweet Blue Age
できたてのセカイと、憂鬱なわたしたちの物語――。
有川浩、角田光代、坂木司、桜庭一樹、日向蓬、三羽省吾、森見登美彦。
いま、最も鮮烈な7人の書き手がおくる青春文学ベスト・トラック集。
はい〜アンソロジーです^^
有川浩さんの「地の底」を....... [続きを読む]
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こんにちは^^TBさせていだきました。
面白かったですね~。
どの作品も良かったです。
「クジラの彼」目的だったのですが、「ホテルジューシー」や「ニート・ニート・ニート」も良かったですね。
連動している作品もあったのが、尚良かったです^^
投稿: 苗坊 | 2007年2月12日 (月) 10:09
苗坊さん☆こんにちは
連動している本も読みたくなっちゃいますよね。
読みたい本リストがまた増えちゃいました!(#^.^#)
投稿: Roko | 2007年2月12日 (月) 12:24