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『自分の小さな「箱」から脱出する方法』 アービンジャー・インスティチュート

自分の小さな「箱」から脱出する方法
アービンジャー インスティチュート
大和書房

 すばらしい本なのに絶版になっていて入手困難だった「 」が、この本となって再び出版されました。\(^o^)/

 箱を読んだのが昨年の12月でしたから、1年ぶりにこの本を読んだことになります。1年前にあれだけ分かったつもりになっていたのに、忘れてしまっていたことがいくつもありました。油断していると、小さな箱がいくつもできてしまうから注意ですね!

 「だって相手が自分に敵意を持っているんだもの。」「嫌な上司が来ちゃったよ!」「わたしはいつも運が悪いんだ。」「奥さんにいつも怒られてるんだよ。」「家の子って、どうして言うことを聞かないのかしら?」

 「そりゃ、大変だよねぇ!」としか返事が出来ないような話ってのが世の中には溢れていますよね。どうして、そんなに困ったことばっかり起きるんでしょう?

 何かがうまくいかない時、人はその原因を誰か他の人のせいだと思います。あるいは運が悪かったのだと思うこともあります。でも、それが真実なのでしょうか?そんなに自分の周りにはとんでもない人ばかりがいるのでしょうか?そんなに自分は運の悪い人間なんでしょうか?

 何か問題がある時、その原因は自分なんだと考えるのはナカナカ難しいことです。でもね、自分が原因だってことは沢山あるんです。たとえば、あなたが嫌だと思っている「ある人」がいますよね。その人は周りの人全員から嫌われているのでしょうか?その人と仲良くしている人がいるとしたら、その人にも何か良いところがあるってことですよね。

 他の人には見えているけれど、自分にだけ見えない「何か」があるとしたら、それは何故なんでしょう?相手がそれを見せないようにしているから?そんな筈はないですよね、別の人には見えているんだから。わたしにだけは隠しているから?あの人がそんな面倒なことをしますか?

 それが見えないのは、自分が「箱」の中に隠れてしまって、相手を見ようとしていないからだ!

 そんな指摘に、最初は抵抗感があるかもしれません。でも、その可能性を考えてみるべきなんです!自分が目を閉じ、耳を塞いでいるという事実に!

 「自己欺瞞」という箱に閉じこもってしまうと、そこはそれなりに居心地のいい世界なのです。だから抜け出ることが難しいんです。時にはいくつもの「箱」に入ってしまっていることもあるんです。」でも、ちょっとしたキッカケさえあれば、抜け出ることは可能です。

 人間関係に悩んでいるとか、どうも自分は運が悪いなぁと思っているのだったら、是非この本を読んでみてください。目からウロコが何枚も落ちること間違いなしですよ!

 646冊目 ☆☆☆☆☆☆(絶対オススメ!)

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コメント

これはほんといい本ですよね~。「箱」の方を読んでこちらは読んでないんだけど、内容は同じですよね?
入手困難になった原因はちょっとあるかも。大量にまとめ買いして配ってたことありますから。。。
ま、でも実際は表紙のまずさとタイトルのイマイチ感で売れなかったんでしょうね。この本も表紙はイマイチの気がしますが・・・。
でも内容は頭の中の方向を変えてくれますね!!

やぎっちょさん☆こんにちは
「箱」と内容は同じですが、この本には挿絵がついていて、その分読みやすくなりました。
今度は売れるといいなぁ!

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