『風が強く吹いている』 三浦しをん
「家賃が安いアパートがあるけど来ない?」ハイジ君に連れてこられた「竹青荘」に、田舎から出てきたばかりの走(かける)クンは住むことになってしまいました。そこに住む人たちはみんな同じ大学の学生で、一癖あるけど楽しい人ばかり。最初は心を開けずにいた走クンも、段々と仲間になじめるようになってきたのです。
そんなある日、ハイジ君がこう宣言したんです。「竹青の住人、10人で箱根駅伝に出場する!」
ハイジ君と走クン以外は走ることは素人レベルなのに、そんなのムリだ~!と抵抗していたみんなをハイジ君は見事に説得し、まずは予選会を目標に練習することになったのです。
最初の方では、こんなメンバーでどうやっていくんだよ!っていう感じだったけど、そんな仲間たちをナダメたり、スカシたり、騙したり、とにかく走ることの快感を体験させようとするハイジ君は見事なリーダーでしたね。
王子、ムサ、ジョータ、ジョージ、神童、ユキ、ニコチャン先輩、キング、走、ハイジ、あなた方は素晴らしかった!走ることはモチロン、お互いを思いやる気持ち、絶対に襷をつなごうとする気持ちがステキでした。一人はみんなの為に、みんなは一人の為に!
お正月の駅伝の景色を思い出しながら読みました。読みながら、「ガンバレ!ガンバレ!」という気持ちがどんどん強くなってきて、神童が上り坂を走るシーンでは、思わず涙が出そうになってしまいました。
来年、箱根駅伝を見るときには、きっとこの本のことを思い出すんだろうなぁ!絶対にオススメの本です。
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風が強く吹いている
三浦 しをん
278 ★★★★★
【風が強く吹いている】 三浦 しをん 著 新潮社
《テレビで見る箱根駅伝より300倍の感動をもらえます!》
内容(「BOOK」データベースより)
箱根の山は蜃気楼ではない。襷をつないで上っていける、俺たちなら。才能に恵まれ、走ることを愛しながら走ることから見放されかけていた清瀬灰二と蔵原走。奇跡のような出会いから、二人は無謀にも陸上とかけ離れていた者と箱根駅伝に挑む。たった十人で。それぞれの「頂点」をめざして…。... [続きを読む]
» 風が強く吹いている 三浦しをん [苗坊の読書日記]
風が強く吹いている
オススメ!
箱根の山は蜃気楼ではない。
襷をつないで上っていける、俺たちなら。
才能に恵まれ、走ることを愛しながら走ることから見放されかけていた清瀬灰二と蔵原走。
奇跡のような出会いから、二人は無謀にも陸上とかけ離れていた者と箱根駅伝....... [続きを読む]
» 「風が強く吹いている」三浦しをん [AOCHAN-Blog]
タイトル:風が強く吹いている
著者 :三浦しをん
出版社 :新潮社
読書期間:2007/01/06 - 2007/01/09
お勧め度:★★★★★
[ Amazon | bk1 | 楽天ブックス ]
箱根の山は蜃気楼ではない。襷をつないで上っていける、俺たちなら。才能に恵まれ、走ることを愛しながら走ることから見放されかけていた清瀬灰二と蔵原走。奇跡のような出会いから、二人は無謀にも陸上とかけ離れていた者と箱根駅伝に挑む。たった十人で。それぞれの「頂点」をめざして…。長距離を走る(=... [続きを読む]
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走りはじめるのを、走り終えて帰ってくるのを、いつまでも、いつまでも待っていてくれる仲間がいる。駅伝とはそういう競技だ。たった十人で、それぞれの頂点をめざす。長距離を走る(=生きる)ために必要な真の「強さ」を謳いあげたこの作品。はたして夢は再生するのか。 [続きを読む]
» 三浦しをん 風が強く吹いている [マロンカフェ 〜のんびり読書〜]
風が強く吹いている
三浦 しをん
オンボロアパート竹青荘に住む10人の面々は、清瀬灰二のひと声で箱根駅伝を目指す事になる。最初は渋っていたメンバー達も楽しさに目覚め次第に本気になっていく。陸上経験者もいるがほとんどド素人で、しかもたった10人で箱根を目指す熱い青春小説です。
箱根駅伝はあまり見た事がないし、関西人なので中継地の名前を聞いてもよくわからないし、距離感もよくわからない。あちこちでこの本の評判がいいのを見るけれど、こんな私でも楽しめるの?と初めは懐疑心を持って読み始めたの... [続きを読む]
» 風が強く吹いている 箱根駅伝が舞台 [ハムりんの読書 おすすめの本 感想とあらすじ ]
風が強く吹いている
感想☆☆☆☆ 三浦しをん 新潮社
本屋大賞の候補作をまた読みました。
対象を取った「一瞬の風になれ」と同じく
陸上競技をテーマにした小説ですが、
ショートスプリントの「一瞬の風になれ」に対して、
「風が強く吹いている」は長距離の華、
箱根駅伝が舞台です。
高校生と違って大学生が主人公だけに、
陸上生活との別れ、という裏テーマが
後半はかなり切実に心にしみます。
人気blogランキング ご協力お願いします!
★ハイジ...... [続きを読む]
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風が強く吹いている三浦 しをん (2006/09/21)新潮社 この商品の詳細を見る
寛政大学そばにある竹青荘というおんぼろアパートは、実は寛政陸上部の合宿所であった。
なにも知らない学生たち9人が住む竹青荘。ハイジはついに1... [続きを読む]
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風が強く吹いている (新潮文庫 み 34-8)三浦 しをん新潮社このアイテムの詳細を見る
今回は、三浦しをん『風が強く吹いている』を紹介します。箱根駅伝挑戦の小説ですね。構想から6年かかった作品らしいですね。話は若干アニメチックではありますが、すごく面白かったです。青春ど真ん中で単純だなという作品でありますが、10人のランナーのキャラクター、感動、物語の展開すごく面白いですね。読んでいて、長さを感じさせず、もう終わったかという印象を抱かせる。誰にでも薦められる本であろう。
主人公の走だけでなく、... [続きを読む]
こんばんは、Rokoさん。
この本は、楽しかったです。
走って、涙して、ゴールしたって感じでした。
こういう本は、たまらなく好きです。
しをんさんも上手いです。
投稿: モンガ | 2007年1月27日 (土) 19:51
モンガさん☆こんばんは
>走って、涙して、ゴールしたって感じでした。
そのとおり!わたしもこういう本が大好きです!(*^_^*)
投稿: Roko | 2007年1月27日 (土) 20:10
こんばんわ~^^
私この本大好きです!
本当に良いです。
駅伝好きな私は、最初は甘いなって思ってしまったんです^^;
でも、本戦に入ったら、こういう大学があっても良いのかも・・・なんて、思っちゃいました^^
今年の箱根は、この本のかいがあってか、最初から最後まで見っぱなしでした^^;
こういう爽快感抜群の本、良いですね。
投稿: 苗坊 | 2007年1月28日 (日) 20:19
苗坊さん☆こんばんは
今年の箱根駅伝も面白かったですけど、この本を読んでから見る次回の駅伝も楽しみです。(#^.^#)
投稿: Roko | 2007年1月28日 (日) 23:11
Rokoさん こんばんは。
この作品 私の中の去年のベスト1です!!
(ちなみにベスト2は『ミーナの行進』)
はまりました~。泣いて笑って大忙しでした(笑)表紙の絵も素敵ですよね。
充実のブログでブックマークさせていただきました。よろしくです♪
投稿: naru | 2007年2月 3日 (土) 19:51
naruさん☆トラバ&コメントありがとうございます。
いいですよ、この作品!今年のNo.1候補です!
ブックマークありがとうございました。
投稿: Roko | 2007年2月 3日 (土) 22:45
Rokoさん、はじめまして♪TBありがとうございました~
私も今のところこの作品が今年No.1候補です!
これからたくさん本を読んでいいのに当たったとしてもベスト5には残りそうです。
ハイジは本当に見事なリーダーでしたね。
来年は箱根駅伝をテレビで観たいと思います。(^^ゞ
投稿: 板栗香 | 2007年2月 4日 (日) 12:36
板栗香さん☆こんばんは
仲間がいるから頑張れるっていう気持ちが伝わってくる、とても素敵な作品でしたね。(#^.^#)
来年の箱根もですが、その前にある予選会も楽しみです。
投稿: Roko | 2007年2月 4日 (日) 18:09
いやぁ、この本は、本当に面白いは、感動するは、で大満足の一冊でした。
凄い小説だと思います。
投稿: indi-book | 2008年4月12日 (土) 23:17
indi-bookさん☆こんばんは
あきらめずに頑張ることの大事さをハイジくんに教えてもらいました。
こういう熱血、大好きです!(^o^)/
投稿: Roko | 2008年4月13日 (日) 00:38