『鴨川ホルモー』 万城目学
大学へ入学したばかりの4月、タダ酒目当ての新人歓迎コンパをはしごしていた安倍クン。本当は入る気がなかったんだけど、可愛い女の子に目がくらみ、ついつい入ってしまった「京都大学青竜会」。
最初は大文字山ハイキング、嵐山バーベキュー、比叡山ドライブ、琵琶湖キャンプと、いたってフツーのサークル活動だったのですが、「吉田代替わりの儀」を境目に、その本当の姿が見えてきたんです。
鴨川だから京都が舞台なんだろうなぁ。でも、ホルモーって何だぁ?てな感じで読み始めたのですが、おばかパワー爆発でサイコーに面白かったですぅ!
本を手に取ると、まずは表紙デザインに目がとまります。京都の町を歩く4人組、こりゃアビーロードへのオマージュじゃありませんか!横断歩道の感じといい、左側に止まっている車の位置だって、この構図はやっぱりいいんですよ。
本の扉に「魑魅魍魎は跋扈する」なんて書いてありますけど、信じないでください。怨霊みたいな怖いものは出てきません。(^^ゞ
モンティ・パイソンとか、オースティン・パワーズなんかが好きだったら、きっとこの本を気に入ってもらえるだろうなぁ!逆にいえば、真面目な人にはおススメしません!
P.S. レナウンの「イエイエ」を知ってる人だったら、2倍楽しめますよ!
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» 「鴨川ホルモー」万城目学 [ナナメモ]
鴨川ホルモー
万城目 学
京都大学青竜会という不可思議なサークルに足を踏み入れた主人公の安倍が、サークルの仲間達と協力しながら、立命館大学、京都産業大学、龍谷大学の代表と「ホルモー」という対抗戦を行っていく中で、大学生活につきものの、友情、葛藤、恋愛等が繰り広げられるというもの。
なんだか「こいわらい」に続き京都じゃなかったらありえないかもしれない不思議な物語でした。色々なブログで表紙を目にして、そんな本は絶対にハズレなしなのを知っていたので楽しみに読み始めました。
伝統があ... [続きを読む]
» 鴨川ホルモー/万城目 学 [読書発電所]
葵祭りのバイトの帰り道、上賀茂神社の片隅で京大青竜会なるサークルに誘われた主... [続きを読む]
» 『鴨川ホルモー』 ホルモーって何? [粗製♪濫読]
著者:万城目学
書名:鴨川ホルモー
発行:産業編集センター
奇想度:★★★★☆
第4回ボイルドエッグス新人賞受賞作。
<2浪の末京大に合格した俺(安倍)は、京大青竜会なるサークルの飲み会に誘われる。そしてそこで出会った早良京子に一目ぼれし、たまたま知り合った高村とともに例会に出席するようになった。あるとき、そのサークルの活動目的が明らかになった。それは4大学対抗の「ホルモー」に参加することなのだ。>
いやぁ、発想の勝利ですね。対抗戦の「ホルモー」という語感も何やら怪しげでよ... [続きを読む]
» 鴨川ホルモー 〔万城目学〕 [まったり読書日記]
鴨川ホルモー
≪内容≫
このごろ都にはやるもの、勧誘、貧乏、一目ぼれ。
葵祭の帰り道、ふと渡されたビラ一枚。
腹を空かせた新入生、文句に誘われノコノコと、出向いた先で見たものは、世にも華麗な女(鼻)でした。
このごろ都にはやるもの、協定、合戦、片思い。
....... [続きを読む]
» 【鴨川ホルモー 】 万城目 学 著 [じゅずじの旦那]
第4回ボイルドエッグズ新人賞受賞作。
この賞自体は何を意味するのかわからないけど、「王様のブランチ」で紹介されていたのでチェックしてみました。
《謎のサークル京大青竜会に入った安倍を待ち構えていた「ホルモー」とは? 恋に、戦に、チョンマゲに、若者たちは闊歩して、魑魅魍魎は跋扈する。京都の街に巻き起こる、疾風怒濤の狂乱絵巻。前代未聞の娯楽大作、ここにあり! 》
京都らしいといえば、京都らしい本である。
京大青竜会、京産大玄武組、立命館白虎隊、龍大フェニックスの4チームによる「式... [続きを読む]
» 「鴨川ホルモー」 万城目学 2007-036 [流石奇屋~書評の間]
2007年本屋大賞ノミネート作品「鴨川ホルモー」読了しました。
小説舞台が「京都」ってだけで、評価が上がっちゃうんですよね。個人的に。
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万城目 学
鴨川ホルモー
出版元
株式会社産業編集センター
初版刊行年月
2006/04... [続きを読む]
» 鴨川ホルモー 万城目学 [粋な提案]
イラストレーションは石居麻耶。デザインは岩瀬聡。
第4回ボイルドエッグズ新人賞受賞の本書で作家デビュー。
主人公で語り手の俺:安倍は二浪の京大新入生。葵祭のバイト帰りに知り合った高村と怪しげなサークル、京大青竜... [続きを読む]
» 鴨川ホルモー<万城目学>−(本:2007年37冊目)− [デコ親父はいつも減量中]
産業編集センター (2006/04)
ISBN-10: 4916199820
評価:87点
第4回ボイルドエッグズ新人賞受賞作。
っていうかあ、ボイルドエッグズって知らんけど。
ネットで調べた限りでは、日本初の作家エージェントらしい。
詳しくはご自分で検索してくださいませ。
な....... [続きを読む]
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Rokoさん、こんばんは。
この表紙の構図、アビーロードだとは思ってたんですけど
こうやって比べてみるとなるほど!ですね。
私はへっこんだ顔にレーズンを入れるというのが大好きでした。
投稿: なな | 2007年3月13日 (火) 23:25
ななさん☆こんばんは
中央を絞ったような顔って、わたしは肉まんを想像しちゃったんです!
レーズンで生き返るって凄いアイデアですよね!
投稿: Roko | 2007年3月14日 (水) 21:03
こんばんは!
吉田代替わりの儀を筆頭に
爆笑・爆笑で楽しく読むことができました~
まさに若さとバカさは紙一重・・・ですね(^_^;)
投稿: エビノート | 2007年3月17日 (土) 19:40
エビノートさん☆こんばんは
>まさに若さとバカさは紙一重・・・
そのとおりです ヽ(^o^)丿
ホルモーをやっている人って本当にいるかも?なんて思っちゃいました。
投稿: Roko | 2007年3月17日 (土) 20:29
Rokoさん、こんにちは。
恋愛あり友情ありのとっても楽しい青春小説でしたね。
レナウンの「イエイエ」、笑えました~。
表紙、アビーロードへのオマージュですよね。
モンティ・パイソンやオースティン・パワーズ!
あぁ、あのテイストですよね!。
こちらからのトラバが届いてて安心しました。
「東京公園」のトラバ、込み合ってたせいか、未着でした(涙)。
お手数おかけします…。
投稿: 藍色 | 2007年4月10日 (火) 14:32
藍色さん☆こんばんは
歴史ある京都だからこそ成立する面白さですね!
このノリが大好きです!
投稿: Roko | 2007年4月11日 (水) 00:32
Rokoさん、こんばんは。
得体の知れないタイトルに恐る恐る読み始めたのに、
吉田代替わりの儀からは爆笑の連続。
爆発的なおバカパワー面白かったです。
投稿: 雪芽 | 2007年11月25日 (日) 23:49
雪芽さん☆こんばんは
タイトルと内容のギャップは確かに凄いですね。(#^.^#)
イエイエから先はわたしも笑いっぱなしでした。
投稿: Roko | 2007年11月26日 (月) 00:02
こんにちは。TBさせていただきました。
1度挫折してしまったのですが、今回は楽しめました。
文章に最初入り込むのに時間がかかったのですが、後半はもうどんどん引き込まれましたね。
万城目さんの恋愛模様が取ってもかわいらしくってすきです。
この作品がデビュー作なんて凄いです。
今度は続編を読みます^^
投稿: 苗坊 | 2008年5月10日 (土) 16:30
苗坊さん☆こんばんは
ツボにはまったら、とことん笑えますよね!
「ホルモー六景」も楽しいですよ~。(*^_^*)
投稿: Roko | 2008年5月10日 (土) 20:53