BS放送記念日特集番組「インターネットと放送の新時代」
BS放送記念日特集番組「インターネットと放送の新時代」の再放送を今日見ました。
YouTube を利用する人が増えて、TV離れが増加しているといいます。それだけでなく、DVDレコーダーでTV番組を録画して視聴するから、実際の放送時間とは違う時間に番組を視聴している人も増えています。となると、既存のTV放送というのはどうなっていくのでしょうか?
数年後に地上波も総てデジタル放送化されるため、現在はその過渡期ということでTVのチャンネル数がかなり増えました。スカパーやケーブルTVのチャンネルのことも考えると、チャンネルがあり過ぎという感があります。
更にインターネット放送も増えるとなると、その情報量は膨大なものとなります。その中で生き抜いていくためには、ヨソにはないコンテンツというものが必要になってきます。かつてプロ野球の巨人戦や、大河ドラマや、トレンディ・ドラマがキラー・コンテンツだったことがあります。じゃぁ、現在のTVにそういうものってあるのでしょうか?
確かに人気番組ってものは存在します。最終回の視聴率が30%を越えるドラマなんてものもタマにはありますけど、圧倒的な人気を誇る番組なんて滅多にありません。あの番組が見たいから早く家に帰らなくっちゃ!なんてことが昔はありました。でもVTRが普及してからは好きな時間に見ればいいんだから焦って家に帰るなんてことはなくなりました。DVDレコーダーになってからは、更にその傾向に拍車がかかっています。
そしてもっと凄いことには、YouTube へ行って探せば、評判の番組は大抵アップされているんです。そうやって視聴する癖が付いてしまったら、当然視聴する傾向も変わってきます。コレまではTVの放送時間に会わせて生活していたのが、これからは自分の都合に合わせて視聴ができるんです。
確かに人気番組ってものは存在します。最終回の視聴率が30%を越えるドラマなんてものもタマにはありますけど、圧倒的な人気を誇る番組なんて滅多にありません。あの番組が見たいから早く家に帰らなくっちゃ!なんてことが昔はありました。でもVTRが普及してからは好きな時間に見ればいいんだから焦って家に帰るなんてことはなくなりました。DVDレコーダーになってからは、更にその傾向に拍車がかかっています。
なのに既存のTV局はそれに追いつけていません。どのチャンネルを回しても似たり寄ったり、同じようなアイドル、同じようなお笑い、同じようなドラマ、同じような番組ばかりが映し出されています。
面白いものなのに、地上波ではまったく取り上げられないものがたくさんあります。わたしの趣味であるスポーツ、洋楽、読書、といったカテゴリーは、これまでのTVではほとんど無視され続けてきました。スポーツはまだマシな方ですが、野球、バレーボールなどが中心で、わたしが大好きなバスケットボールやサイクル・ロードレースなんて、地上波で視聴するのはまず不可能です。
読書関係だってTVで情報を仕入れるのは大変!かつて放送されていた「ほんパラ!関口堂書店」以来、本を紹介する番組はせいぜい小さなコーナーがあるくらい。タマに取り上げられたと思えば映画のタイアップ番組ですからね。(^^ゞ
TVの未来ということを考えてみると、将来的にはより細分化されたコンテンツをネット上から選ぶという視聴形式が主流になっていくんじゃないかな?と思えてくるんです。ブロードキャストに耐えるのは、即時性のあるニュースやスポーツものだけになってしまうんじゃないかなぁ?なんて勝手に想像してしまいました。
« アクセル、待ってるからね! | トップページ | 『「時間ですよ」を作った男 久世光彦のドラマ世界』 加藤義彦 »
「TV」カテゴリの記事
- 我は勇みて行かん~松本幸四郎“ラ・マンチャの男”に夢を追って(2012.08.24)
- 「世界ふしぎ発見!」でジロ・デ・イタリア特集!(2011.07.03)
- 美の巨人たち 岡本太郎 「太陽の塔」(2011.04.30)
- ヤードバーズ・ストーリー(2011.03.27)
- NHK 世界のドキュメンタリー ソウル・ディープ 第2回 ゴスペルからソウルへ(2010.01.05)
コメント