『「時間ですよ」を作った男 久世光彦のドラマ世界』 加藤義彦
子供の頃、毎週水曜9時には久世さんのドラマを見ていました。とにかく「時間ですよ」は強烈でしたね。健ちゃんの「おかみさ~ん、時間ですよ!」で始まるこのドラマ、どんなストーリーだったのかはちっとも覚えていないけど、ギャグはやたらと覚えている。その中でも一番馬鹿馬鹿しくて好きだったのが「困ったときにはウルトラマンを呼ぼう!」だったなぁ!
寺内貫太郎一家の売り物は貫太郎父さんと、長男周平クンの大喧嘩!茶の間で2人が喧嘩を始めると、家族はそれを止めもせずに卓袱台を避難させる所が面白かったなぁ。
「時間ですよ 昭和元年」に何故かギターを抱えたムッシュが登場してたし。(#^.^#) 向田邦子さんの脚本も良かったけれど、ドラマのストーリーがあるのか無いのか分からないようなバカバカしさがたまらなく面白かったんです!
「時間ですよ」の赤い風船、「ムー一族」の林檎殺人事件、「時間ですよ 昭和元年」の昭和枯れすすきなど、ヒット曲も沢山ありました。
ああいうパワーのある番組を次々と生み出していた久世さんって、とにかく面白いことが大好きな方だったんですね。何年経っても忘れられない作品を作り続けた久世さんに、もうちょっと長生きして欲しかったなぁと思うのです。
696冊目
« BS放送記念日特集番組「インターネットと放送の新時代」 | トップページ | ジャッキー・ロビンソン・デー »
「伝記・日記・ノンフィクション」カテゴリの記事
- 『異郷被災 東北で暮らすコリアンにとっての 3.11』 24-344-3370(2024.12.04)
- 『その時、ラジオだけが聴こえていた』荒蝦夷、IBC岩手放送 24-312-3338(2024.11.02)
- 『驚きの介護民俗学』 六車由実 24-310-3336(2024.10.31)
- 『ブラック・ボーイ 下』 リチャード・ライト 24-303-3329(2024.10.24)
- 『家をせおって歩く かんぜん版』 村上慧 24-295-3321 (2024.10.16)
「本が好き!」カテゴリの記事
- 『味わい、愉しむ きほんの日本語』 齋藤孝 101(2023.04.12)
- 『ミッドナイト・ライブラリー』 マット・ヘイグ(2022.03.08)
- 『アルケミスト』 パウロ・コエーリョ(2021.11.16)
- 『死神の日曜日』 伊東良(2020.09.14)
- 『わたしはフリーダ・カーロ 絵でたどるその人生』 マリア・ヘッセ(2020.08.14)
コメント