『クチコミの技術 広告に頼らない共感型マーケティング』 コグレマサト いしたにまさき
クチコミの力って凄いものがあります。自分が知っている誰かが言及したことって、参考にすることが多いですよね。友達に、「これ美味しいから一口食べてみなよ!」と言われたら、まず間違いなく食べてみちゃうし。(#^.^#)
「このクリーム塗ると白くなるよ!」「あそこの医者はヤブだから止めときな!」「あのドラマ見た?」そんな口コミ情報っていっぱいありますよね。そして、それを信じてしまう率は割と高いものです。そりゃ、外れもタマにはありますけど、「この人の情報だったら間違いない」と思うような人からの口コミ情報だったら、100%近く信じてしまいます。
ブログの筆者と読者の関係って不思議なものです。実際に会ったことはないのだけれど、毎回アップされる記事を読み続けることによって、何らかの信頼感みたいなものが生まれてきます。だから、しょっちゅう見に行っているブログの記事に対しては、「へぇ、そうなんだ!」「いいなぁ、それ」という感情が生まれやすいんですね。
特に、あるネタについて自分の周りに話し合えるような人がいない場合、ブロガー同士の絆は益々強くなります。「この人なら分かってくれる」「この人の言うことなら信じられる」っていう気持がドンドン膨らんでいきます。「遠くに住んでいても、心はすぐ隣」みたいな気持というのでしょうか?
ネット上で知り合ったブロガーさんと実際に会ってみる機会がこれまでに何度もあったのですが、これが不思議な感覚なんですよ。
初対面なのに、初対面じゃない!
それまでにブログを通じてその人の頭の中を見させてもらっているワケですから、話はいきなり弾みます。ネット上だけの付き合いであっても、親しい関係を作れるというのが「ブログの力」なのかな?と思います。だからブログを通じての「クチコミの力」ってもの凄いパワーを持っているんだろうな!
反応のループが起こる
普通のホームページと比べて、ブログの一番の強みはアーカイブなのかな?と思います。過去に書いた記事であっても、それを見に来てくれる人がいるというところがブログの面白さです。その記事をアップしてすぐのコメントと、ある程度時間が過ぎてからのコメントが並ぶと、面白い発見をすることがあります。
記事を書いたばかりの時点って、ある種の興奮状態ですよね。すぐにコメントを書いてくれた人も興奮状態にあります。時間が経つにつれ、それが段々とテンションが下がり、静かな状態になります。でも、何ヶ月後か、何年後かに、またテンションの高い人がコメントを寄せてくれると、また違う盛り上がりが出来てくるんです。
これこそがブログの醍醐味かもしれない!
自分自身で書いた記事なのに、忘れ去ってしまっている事ってかなりあります。(^^ゞ ブログに書き残すことによって、時空を越えて昔の自分の頭の中を呼び戻すことが出来るって凄いことです!
ブログってタイムマシン?
ブログってクチコミ情報のツールでもあるし、自分自身を発見するツールなのかもしれません。それに気づけたら、ブログを書くのが益々楽しくなりますね!(#^.^#)
ブログをビジネスに役立たせたい!
これまで、自分の為、あるいは自分の友人の為というブログをいくつか立ち上げてきたのですが、今回初めて友人のビジネス用のブログを作るお手伝いをすることになりました。そんなこともあってこの本を読んだのです。ブログの持つ「クチコミの力」ってどんなものかを、是非実感したいものです!
クチコミの技術 公式ブログ → こちら
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