『夜は短し歩けよ乙女』 森見登美彦
この可愛い表紙の絵が、この本の中身をズバリ表現しています。黒髪の乙女に恋してしまった先輩は、毎日毎日彼女と「さりげない出逢い」をしようと頑張るのですが、天然キャラの彼女にはどうも気付いてもらえません。追いかけても追いかけても、彼女はドンドン先へ行ってしまうのです。
大酒のみの羽貫さん。いつも浴衣を着ている樋口さん。最愛の鯉を竜巻にさらわれた東堂さん。お金持ちの李白さん。少年の姿を借りた古本市の神様。願いが構うまでパンツを履き替えないと誓ったパンツ総番長。意中のあの人を捜している須田紀子さん。
みんな一癖ある人ばかり、おかげでビックリするようなことばかり起きるのですが、黒髪の乙女は超マイペース!「みなさんステキな方ばかりだから、わたしはとっても幸せです」と心から思っています。
これってファンタジーなのかなぁ?チョット変わったラブ・ストーリーでした。鴨川ホルモーもそうだったけど、京都の町にはやっぱり魔物が住んでいるのでしょうか?
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夜は短し歩けよ乙女
森見 登美彦
07−126 ★★★☆☆
【夜は短し歩けよ乙女】 森見 登美彦 著 角川書店
《京都という舞台が生かされている、…》
内容(「BOOK」データベースより)
私はなるべく彼女の目にとまるよう心がけてきた。吉田神社で、出町柳駅で、百万遍交差点で、銀閣寺で、哲学の道で、「偶然の」出逢いは頻発した。我ながらあからさまに怪しいのである。そんなにあらゆる街角に、俺が立っているはずがない。「ま、たまたま通りかかったもんだから」という台詞を喉から血... [続きを読む]
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夜は短し歩けよ乙女森見 登美彦 (2006/11/29)角川書店 この商品の詳細を見る
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夜は短し歩けよ乙女著:森見登美彦出版社:角川書店定価:1575円livedoor BOOKS書誌データ / 書評を書く
≪内容≫
私はなるべく彼女の目にとまるよう心がけてきた。
吉田神社で、出町柳駅で、百万遍交差点で、銀閣寺で、哲学の道で、「偶然の」出逢いは頻発した。
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こんばんは!
黒髪の乙女の可愛らしさに魅了されてしまいました~♪
悪戦苦闘する先輩の影の努力も好ましかったし、その他の登場人物、描かれるエピソードも面白かったですよね。
投稿: エビノート | 2007年6月 6日 (水) 21:01
エビノートさん☆こんばんは
いやぁ、どの登場人物も個性的でした!
先輩の意気地なさと乙女の行動力のギャップが面白かったですね。
投稿: Roko | 2007年6月 6日 (水) 23:54