『フェラーリと鉄瓶 一本の線から生まれる「価値あるものづくり」』 奥山清行
この本の著者、奥山さんがかつて在籍していたピニンファリーナは、デザインの会社です。トリノオリンピックの時の聖火のトーチのデザインもしてました。でも基本的には自動車のデザインが多く、フェラーリのデザインをしていることで有名です。
イタリアのデザインは優れていると言われることが多いです。それはイタリア人のセンスがいいからとか、歴史があるからって思われてますけど、どうもそれだけじゃなさそうです。
自分がない人たちは、こだわりがありません。自分の好きなもの、自分の哲学に合うものを知っている人達は、選択肢の中からこだわりを持ってそれを選び、こだわりを持ってそれを完成させようとします。「信じるもの」に死がたって仕事をしている人と、それがない人とでは、勝負は始めから見えています。(本文より)
自分はこれが好きだ!自分はこれをやりたい!という気持こそが素晴らしい作品の源なんです。今の日本に不足しているのは、、間違いなくこれです。
自分に自信を持つこと、自分に素直になること、自分を信じること。わたしも頑張らなくっちゃ!!
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