『東京人 2007年08月号』
東京には橋が沢山あります。これは、江戸時代に川が整備されたというところに端を発するのです。江戸城を中心に「の」の字を描くように作られた神田川は、風水を考えて作られているのだと、荒俣宏さんの本「風水先生」に書かれていたことを想い出しました。
美しい橋と言えば、隅田川に架かっている橋のことがまず頭に浮かびます。吾妻橋、駒形橋、厩橋、蔵前橋、総武線隅田川橋梁、両国橋、新大橋、清洲橋、隅田川大橋、永代橋、中央大橋、佃大橋、勝鬨橋。全部歩いて渡ったことがありますけど、その中でも好きなのは中央大橋と勝鬨橋です。
勝鬨橋が開かなくなって40年以上経つのですが、この橋の開くところを観たいと、「開く会」の活動が行われているということを今回初めて知りました。年に一度でいいから、開いてもらいたいなぁ!そうしたら、花火大会と同じように、新しい名物になるのになぁ!なんて思います。
神田川に架かっている橋では、何といっても聖橋がいいですね。この橋は遠くから眺めても良し。お茶の水駅のホームから見上げても良し。橋の上から中央線と地下鉄丸の内線を見下ろすのもまた良し。わたしの大好きな風景です。
東京の下町に住むわたしにとって橋はとても身近な存在です。橋を渡らずには何処にも行けないしね。(^^ゞ
橋がなくなってしまったけれど、地名だけ残っているというのも何だか不思議です。「新橋」なんて駅名としては有名だけど、橋はとっくの昔になくなっちゃってるし。
先週のタモリ倶楽部でも取り上げていた「通り3丁目」なんていうバス停も、由来を知ると「なぁるほど」だけど、知らないでいると意味不明な名前ですよね。
「君の名は」で有名になった「数寄屋橋」も首都高速建設のために無くなっちゃったんです。今は数寄屋橋公園に数寄屋橋跡碑が残るのみです。そうそう、ここに岡本太郎の「若い時計台」がありましたね。有楽町のマリオンの向かい側なのに、すっかりみんなに忘れられちゃった感じなのが寂しいです。(>_<)
いろんな橋があるけれど、橋があるとそれだけで絵になっちゃいます。橋を観て歩く旅ってのもいいですねぇ!そう考えると、東京には名所が沢山あって困っちゃうなぁ!
« 『ミュージアムショップ トリッパー!』 森井ユカ | トップページ | 『読書の腕前』 岡崎武志 »
「雑誌」カテゴリの記事
- 『Pen 2012年7/15号』(2012.07.07)
- 日経ビジネス Associe 2011年11/15号(2011.11.03)
- 『WIRED VOL.1](2011.06.13)
- 『芸術新潮 2011年3月』(2011.02.26)
- 週刊ダイヤモンド2011/1/20号「フェイスブックの旅」(2011.01.29)
コメント