『タータンチェックの文化史』 奥田実紀
タータンのキルトにスポーラン(腰に下げる小さなバッグ)足下はハイソックス姿をTVや雑誌で見たことありませんか?あれがスコットランドの男性の正装なんです。わたしは一度知り合いの方がキルトを身に着けているのを見たことがあるんですけど、あれは大柄なスコティッシュが着ると実に格好いいんですよ!
タータン・チェックのパターンはとてもたくさんあります。最も有名なクラン(氏族)タータンは、日本で言えば家紋のようなもの。柄を見ただけでどの家の人なのか分かってしまうのです。
クランの数は300、姓の数は900以上あるのだそうです。その中の約 1/3 が「Mac」あるいは「Mc」が付く姓です。(Mcdonald、Mcrarlen、Mcqueen など)この「Mac」あるいは「Mc」はゲール語で子孫を意味するのだそうです。Robertson、Robinson 等のように、語尾に son(息子)が付くものと、考え方は同じなのですね。
以前からアイリッシュの姓には「Mac」や「O'」が多いなと気になっていたのですが、スコティッシュにも「Mac」が多いとは!アイリッシュとスコティッシュは、どちらもゲール人なので、そういう共通点があるのでしょうね。
特定の家だけでなく、一般の人も使って良いタータンとか、地域や国のシンボルであるタータンもあるというのにはビックリしてしまいました。マドンナのタータンや、故ダイアナ妃のメモリアル・タータン(売上げの12%がダイアナ追悼基金に寄付される)なんていうのまであるんですって!
わたしが大好きなブラック・ウォッチは、元々は軍隊の為のタータンなんだそうです。確かに Black Watch(暗闇での見張り)って名前は軍隊そのものですねぇ!
タータンの歴史はスコットランドの歴史とも言えます。その辺りの本を探して読んでみようかなぁ?
735冊目
« BlogScouter(ブログスカウター) | トップページ | 『点と線』 松本清張 »
「デザイン・アート・写真」カテゴリの記事
- 『世界の墓地』 アラステア・ホーン 26-29-3788(2026.01.30)
- 『決定版 わしの研究』 神山恭昭 25-255-3651(2025.09.14)
- 『ただいま装幀中』 クラフト・エヴィング商會 25-245-3641(2025.09.04)
- 『安西水丸 青山の空の下』 安西水丸 25-226-3622(2025.08.17)
- 『蔦屋重三郎とその時代。』 ペン編集部 編25-195-3591(2025.07.17)
「海外の文化」カテゴリの記事
- 『世界の墓地』 アラステア・ホーン 26-29-3788(2026.01.30)
- 『私労働小説 ザ・シット・ジョブ』 ブレイディみかこ 26-18-3777(2026.01.19)
- 『テヘランのすてきな女』 金井真紀 26-25-3784(2026.01.26)
- 『ギンガムチェックと塩漬けライム』 鴻巣友季子 25-276-3672(2025.10.05)
- 『カーストとは何か』 鈴木真弥 25-20-3416(2025.01.24)




コメント