『君と会えたから・・・』 喜多川泰
ヨウスケくんは17歳。何を目指せばいいのか?何を学べばいいのか?自分の将来についてずっと悩み続けています。
職業というのは夢を実現するための一つの手段であることを忘れてはいけないし、それがダメだからといってすべてがダメというわけではない(本文より)
子供の頃に「大きくなったら何になりたい?」と聞かれたとき、その答はサッカー選手とか、パイロットとか、コックさんとか、具体的な職業名が上がりますよね。でも、中学・高校と進むに連れて、有名大学へ行きたいとか、大企業に勤めたいとか、何故か漠然としてきます。
子供の頃の夢、例えばパイロットになりたいという夢が叶わなかったとしても、別の夢を追いかければいいのに、どうして大きな夢を持てなくなってしまうのか?この本は、そんな疑問に答えてくれます。
どうして夢を諦めてしまうのか?どうして自分に自信を持てないのか?どうして前へ進めないのか?若者向けに書かれた本ですが、とてもストレートに言いたいことが伝わってきました。
いくつになっても、どんな時でも、夢を持ち続けることの大事さを再認識しました。
最後に、とても気に入ったこの言葉を!
お金を儲けるということは、「ありがとう」を集めるということだ
781冊目
« 『銀しゃり』 山本一力 | トップページ | 札幌市電 »
「日本の作家 か行」カテゴリの記事
- 『走れ!移動図書館』 鎌倉幸子(2021.03.01)
- 『コルビュジエさんのつくりたかった美術館』 五十川藍子 金子ともこ(2021.02.09)
- 『時が止まった部屋 遺品整理人がミニチュアで伝える孤独死のはなし』 小島美羽(2021.01.16)
- 『約束の猫』 村上早紀+げみ(2020.11.29)
- 『定価のない本』 門井慶喜(2020.10.20)
コメント