『21世紀少年 下』 浦沢直樹
長い間楽しませてもらったこの作品も、ついに最後の作品となりました。大勢の登場人物がいて、かなり分かりにくくなってしまった終盤でしたが、でも、わたしは好きですよ、この作品。
わたしはケンヂくんより2歳上だから、こどもの頃のあの風景はほぼ実体験と同じでした。あの頃は良かったと言うのは簡単だけど、現在の世界を作ってきたのは自分の責任でもあるんと自覚しないとね。
傷つけることも、傷つけられることも、どちらも大事な経験だったと思うのです。いまだに悔しいこともあるけれど、そのおかげで耐えられる辛さもいくつもありました。
言いたいことがあり過ぎて、20世紀少年はこんなにも長くなってしまったのかもしれません。
ヴァーチャルアトラクションの中で、一生懸命に謝っているケンヂが好きでした。ああやって昔に戻って謝りたいことってたくさんあります。
この作品のことを知ったのは、T・Rex の映画 Born to bugie を見に行ったときでした。DVD発売記念の爆音ロードショー(すごいネーミングですね)を吉祥寺まで見に行って、その映画の前に流される予告編の時間に「20世紀少年」のCMが入ったんです。
最初は何だか分からなかったけど、「ジャー、ジャー、ジャジャッジャジャー」というギターの音が、わたしに訴えかけてきたんです。「絶対におもしろいぞ~!」
そして、ハマリました。(^_^;
ケンヂくん、音楽は人生を変えるとわたしも信じてます。そして世界も変えるのだと!
803冊目
« 『メールオーダーはできません』 レスリー・メイヤー | トップページ | 『裁縫師』 小池昌代 »
「コミックス」カテゴリの記事
- 『ゴールデンカムイ 31』 野田サトル 25-147-3543(2025.05.30)
- 『ヒストリエ11』 岩明均 25-9-3405(2025.01.11)
- 『台湾の少年 4 民主化の時代へ』 游珮芸、周見信 24-339-3365(2024.11.29)
- 『ヒストリエ 10』 岩明均 24-334-3360(2024.11.24)
- 『台湾の少年 3 戒厳令下の編集者』 游珮芸、周見信 24-331-3357(2024.11.21)
「日本の作家 あ行」カテゴリの記事
- 『すぐ役に立つものはすぐ役に立たなくなる』 荒俣宏 25-158-3554(2025.06.10)
- 『パズルと天気』 伊坂幸太郎 25-157-3553(2025.06.09)
- 『悪女について』 有吉佐和子 25-153-3549(2025.06.05)
- 『耳に棲むもの』 小川洋子 25-143-3539(2025.05.26)
ながーい作品でしたよね~(* ̄∇ ̄*)
でも、
正直、間延びした感じ。。。
できれば、カンナとかいらないから、
1999年(だったっけ?)のケンジと「ともだち」の戦いを主軸にしてほしかった~(T_T)
投稿: つたまる | 2007年12月 1日 (土) 22:43
つたまるさん☆確かに長かったです(^_^;
途中で何だか分からなくなってしまった頃もありましたけど、
でも、T.Rexを好きなケンヂには、親しみを感じちゃうんですよ。
投稿: Roko | 2007年12月 1日 (土) 23:39
突然ですが。教えてください。
手元に「20世紀少年」22巻があります。このあとは、何に続いているのですか。
ストーリーの続き具合からして、途中に間隔があくと、何がなにやら混乱してしまい、わからなくなっております。
投稿: ディック | 2007年12月 3日 (月) 22:43
ディックさん☆こんばんは
20世紀少年22巻の次は、21世紀少年(上)そして、(下)ですよ。
途中から登場人物がかなり増えてきて、おまけにヴァーチャルアトラクションで過去に戻ったりするから、何だかわからなくなっちゃいますよね!
投稿: Roko | 2007年12月 3日 (月) 22:57
Roko さん、ありがとうございます。
それでは次の休日に入手することにしましょう。
投稿: ディック | 2007年12月 4日 (火) 20:37
ディックさん☆
読んだら感想を教えてくださいね。
わたしは長い旅を終えたような気持になってます。
投稿: Roko | 2007年12月 4日 (火) 23:07