「日銀ウォーキングミュージアム」
日銀ウォーキングミュージアム KINCO に行ってきました!
ワクワクしながら正面の門をくぐると、日本銀行旧館正面玄関の前に出ます。いかにも威厳のある建物で、期待が膨らみます。
手持ちの荷物はロッカーに預けて、まずは空港にあるような金属探知器を通ります。ここは重要文化財だし、何たって日本銀行本店ですからね。
まずは、日本銀行とはなんぞや?というビデオを見せてもらいました。
この建物がある場所は、江戸時代に「金座」だった場所なのだそうです。現在「銀座」という地名は残っていますが、「金座」という名前は無くなってしまっているんですね。
日本銀行では貨幣を造る、流通させる、金融を安定させる、偽札が流通しないように取り締まるといった仕事をしているんですね。かつては公定歩合を変更して金融を安定させるという手法が主流だったのですが、最近は市中に流通する貨幣の量を操作する事の方が多いのだそうです。
それと、偽造紙幣が出回らないように、流通しているお金のチェックをしたり、汚れた通貨を回収したりという作業も大事な仕事なんですね。
いよいよ、館内の見学です。東京駅の設計で有名な、辰野金吾が設計したこの建物は、地下1F、地上3Fの石積み煉瓦造りで、明治29年2月に完成しました。ですから、この建物は100年以上もこの場所に建っているのです。
かつて窓口として使われていた1F部分、総裁室などがあった3F、そして金庫が置かれている地下を見学しました。地上部分は、日本の建物とは思えない高い天井、大きな窓が印象的でした。地下の金庫はとても大きくてさすが日本一の銀行の金庫だなぁと感心してしまいました。
わたしは消火栓かなぁなんて思ったのですが、正解は「馬の水飲み場」なんです!
この銀行ができた頃、主な交通手段は馬車だったんです。その馬に飲ませる水がここから出ていたというわけです。
見学が終わって、最後にあるのが「見学記念品販売コーナー」です。
中にあるのはナント、自動販売機! 「日銀まんじゅう」とか、「日銀マウスパッド」「日銀せんべい」「日銀クリアファイル」・・・ かなり笑えます。
ここは見学しなくても入れるので、是非一度見に行ってください。(#^.^#)
ところで、日銀本店旧館は予約さえ入れれば、誰でも見学が出来ます。見学したい日の3ヶ月~1週間前に電話で予約をすればOKなんですよ。
くわしくは → こちら
日銀のHPにはバーチャル見学ツアーもあるので、忙しくて行けない人は、ここを覗いてみてくださいね。
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やっぱり昼間だと色々行けるんですね。
お土産コーナーも行きたかった!
投稿: yomikaki | 2009年1月 3日 (土) 08:58
yomikakiさん☆お土産コーナーが魅力的でしょ?!
三越本店の隣にある貨幣博物館もすぐそばだし、ぜひ次回は昼間に行ってみてくださいね。(*^^)v
投稿: Roko(yomikakiさんへ) | 2009年1月 3日 (土) 10:57