八幡の藪不知

　平将門魔方陣 で気になってしまった 八幡の藪不知（やわたのやぶしらず）へ行ってみました。

　行ってみたら、ホントに不思議な場所でした。

　国道14号線沿いで市川市役所の前、本八幡駅（JR、京成電鉄、都営地下鉄）のいずれからも5分ほどの場所でした。

　まずビックリしたのが、本八幡駅から千葉街道（国道14号）へ出る道が余りにも細いということです。車1台通るのがやっとの道幅なんです。そして、周りの景色とは無関係にうっそうと茂る藪がいきなり目に入ってきます。

　正面に「不知森神社」という祠があるのですが、ご神体はこの藪らしいです。

　確かに木がうっそうと茂っていますが、ここに入ると出られなくなるという言い伝えは不思議だなぁと思えるほど小さな藪（幅30m、奥行20mほど）です。この藪の枝が伸びても切ってはいけないと言われているのだそうですが、すぐ横に民家があって大丈夫かなぁと心配になってしまいました。

　この藪は何人も入ってはいけない禁足地なのですが、その所以が、どうもあいまいなんです。平将門を滅ぼすために八門遁甲の死門を仕掛けたからとか、日本武尊の陣所跡だったとか、古墳があったとか、どれが本当なのかも藪の中です。